2017年12月20日更新

太白ごま油のマッサージ効果が優秀!!家でのやり方大公開

オイルマッサージに使われる油はいろんな種類がありますが、その中でも今驚きの油として注目を集めているのが太白ごま油。太白ごま油はあの頭皮にかけるアーユルヴェーダでも重宝されているため、太白ごま油を使ったスキンケアのやり方や効果を解説していきます。

  1. 目次
  2. ごま油でマッサージ?
  3. アーユルヴェーダマッサージに使われる太白ごま油
  4. 太白ごま油はそのまま使えるの?
  5. 太白ごま油マッサージのやり方
  6. ごま油の可能性は無限大

ごま油でマッサージ?

ごま油と見聞きして真っ先に思い浮かぶのは料理に使うあのごま油でしょう。見た目は茶色く、香りは豊かなごまの匂いがしますが、そんな料理用の油でマッサージができるの?と感じてしまいますよね。

優秀なごま油

マッサージとして使うには手触りの重さや独特の強い香りに本当に使って問題はないのか心配になるところですが、ごま油と言っても普段料理で使用しているあのごま油を使う訳ではありません。ごま油にも種類があり、「焙煎ごま油」、「低温焙煎ごま油」、「太白ごま油」というものがあるのです。

焙煎したごま油は普段生活の中で使用しているいつもの油で、低温焙煎ごま油は字の如く低温で焙煎しているため、色は琥珀色で香りもまろやかなのが特徴です。最後に太白ごま油は焙煎の工程を踏まずに生の状態のごまを絞り、色も香りもない油に仕上がっているため、サラダ油のようにサラサラしているのが特徴です。そのため、マッサージではこの焙煎されていない太白ごま油を使用します。

ごま油をマッサージに使う理由

オイルマッサージの目的にはお肌に素早い浸透力と高い保湿力を発揮してくれる点にあります。保湿を目的としたケアはたくさんありますが、オイルマッサージであれば伸びも良く、お肌に与えるダメージを少なくすることはもちろん、ボディクリームよりも使い勝手の良さが目立つことにあります。

アーユルヴェーダマッサージに使われる太白ごま油


アーユルヴェーダと言えば頭皮にオイルをかけたり、目の中に流し込んだりする少し神秘的な美容方法というイメージですが、太白ごま油はアーユルヴェーダでも大変重宝されている万能薬なのです。

太白ごま油を使ったアーユルヴェーダマッサージの効果

アーユルヴェーダの世界で使われている太白ごま油の効果には、まずデトックス効果があります。オイルマッサージと呼ばれる手法には質の良いオイルを使うことが大前提とされているため、良質なオイルである太白ごま油は皮膚に塗った際、経皮から吸収の過程がされ、真皮層に位置する血管やリンパ管を進んでいくとされています。これによって血液内のコレステロール値を下げたり、中性脂肪を下げる役割があると言われているのです。

また、オイルでマッサージすることによって、体内にある物質に刺激を与え、タンパク質の合成を促しながらあらゆる糖をブドウ糖に変換し、酸素を作り出すことで体中に作った酸素を行き渡らせるために神経や内分泌系、血液循環、リンパ系などの働きが刺激され、デトックス効果が期待できます。

美肌効果や疲労回復にも

オイル系マッサージを行うと体の内側から働きかけるだけではなく、外側である皮膚の表面を高い保湿力と浸透力でなめらかにしてくれる効果があります。また、周知されていることですが、ごまには抗酸化作用のあるセサミンが含まれており、太白ごま油はセサミンの一種である「ゴマリグナン」という成分を含んでいるためにお肌のアンチエイジングにはぴったりと言えるオイルと言えます。

さらに、デトックスによって体内から老廃物が排出されると自己治癒力が高まる関係で疲労回復に繋がったり、内側と外側から温める効果が期待できるため、リンパに沿ってマッサージを行うと太白ごま油に含まれるゴマリグナンが肝臓に脂肪の分解を要請してくれるため、ダイエット、脂肪燃焼などの女性に嬉しい効果が目白押しなのです。

太白ごま油はそのまま使えるの?

今までごま油と見聞きすればあの茶色い香りを放つものしかご存じなかった方は太白ごま油の使い方など未知の領域にいることでしょう。しかし、特殊な名前をしていますが、一般的なごま油と一緒にスーパーで販売されているので、すぐに手に入れられることができますよ。

太白ごま油の加熱処理(キュアリング)

太白ごま油は、購入してすぐに使える‥という訳ではありません。手に入ったら使えるように加熱処理を済ませておく必要があります。太白ごま油は加熱処理すると抗酸化作用がさらに増し、初めてオイルマッサージとして使うことができるのです。最大限に抗酸化作用が引き出されていた方がマッサージする効果もアップしてくるので、オイルの加熱処理(キュアリング)を進めていきましょう。

キュアリングのやり方

キュアリングを行うに当たって必要となる材料は太白ごま油と鍋、調理用の温度計とぬれ布巾です。やり方の初めはまず、太白ごま油を用意した鍋の中に入れ、弱火でじっくりと温めていきます。次に温度計で太白ごま油の温度を見ながら熱をさらに加えていき、90℃を超過したところで火を止めてください。

このまま火から外すと余熱だけで100℃に達するため、キュアリング時に必要な100℃を超えない熱処理の仕方で進めていきましょう。余熱で100℃を超えてしまった場合は濡らした布巾の上に置いて冷まし、オイルを入れる容器に移し替えたら冷暗所で保管します。キュアリングを行ったオイルは2ヵ月程度は持つので、この期間で使いきれる量を考えながら処理していくとオイルをムダにしなくて済むでしょう。

太白ごま油マッサージのやり方

熱処理をし、キュアリングが完了したら早速太白ごま油を使っていきましょう。お好みのアロマオイルと混ぜて使っても自分だけの愛着のあるオイルに仕上がるのでおすすめです。オイルが持つ期間は2ヵ月なので、その期間が終わるまでに活用法や使い方、やり方を完全マスターしておきたいですね。

希釈してから使ってみる

太白ごま油を使用する際は、1滴約0.05mlのアロマオイル濃度は2%を目安に作ってみましょう。スキンケアやクレンジングとしても使用可能なので、顔に使用する場合の濃度は0.5%程度に。

オイル系はお肌への浸透力が良いのですが、皮膚が柔らかくなりさらに浸透が見込めるお風呂上がりに行うと尚良しです。入浴中はマッサージに使うオイルを入れられる小瓶などに入れ、フタをしっかり締めてから浴槽の中に入れて温めておくと入浴後にすぐ使うことができるので時間短縮になります。

マッサージのやり方

手順は心臓から最も離れている脚から開始していき、腕、首、お腹の順番で進めていきましょう。脚は太白ごま油をたっぷりと塗りこみ、手で掴みながら膝の裏側に通っているリンパまで軽くさすります。数回さすったらリンパをクルクルと回し、心臓より遠く流れている血液をリンパに移動させ、流していくイメージで行うとやりやすいでしょう。

腕は末端に位置する手首から開始していき、肘の内側の上にあるリンパから肘上~脇の下のリンパを刺激していきます。次に首の手順は、耳の下から鎖骨にあるリンパを鎖骨に向けて下方向にさすっていき、その後、脚と同様にクルクルと円を描くように回していきながら鎖骨のへこみの線に沿って数回さすり、最後にクルクルと回しながらマッサージします。

最後にお腹の手順は手をお腹に置き、時計回りにマッサージしていけば一連のやり方は終了となります。

スキンケアに太白ごま油を使用する

太白ごま油は良質なオイルとなるため、スキンケアやクレンジングなどのフェイシャルケアとしても使用可能です。化粧水でお肌を整えた後にオイルを数滴顔に塗りこみ、温めれば簡単に乳液や美容液変わりになってくれます。

また、市販のクレンジングはお肌にとって刺激の強い界面活性剤や添加物が含まれていますが、それらお肌にとって負担になるものが少ない太白ごま油でクレンジングを行えばすっきりとメイクをオフしてくれます。太白油を用いたクレンジングは、オイルをたっぷりとつけてメイクと馴染んだらティッシュで軽く押さえて拭き取っていきます。ここで泡たっぷりの洗顔をしても乳化剤が含まれない太白ごま油はそんな洗顔中の水をはじいてしまうため、化粧水を含ませたコットンなどで顔を撫でるように優しく拭き取ってあげればクレンジングの完了です。

ごま油の可能性は無限大

料理用油としての認識が強いごま油がまさかマッサージオイルとして使えるなんて驚きですよね。低価格でしかも自分で簡単に作れる太白ごま油のキュアリングは節約しながら綺麗になりたい方の味方となってくれることでしょう。上手に活用しながら全身綺麗になれたら魅力もアップすること間違いなしなので、是非試してみてくださいね。

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