2017年5月28日更新
ナッツ類アレルギーに気をつけて!症状が分かれば治療法も分かる!
アレルギーには様々なものがありますが、中でもナッツ類アレルギーはもともと持っている方も多いのではないでしょうか?ナッツ類には、ピーナッツやマカダミアナッツ、アーモンドやピーカンナッツもアレルギーの対象です。さらに、栗やごまにもナッツ類アレルギーが出る心配があるので、症状や治療法などといったことも含めてご説明していきます。
ナッツ類アレルギーとは?
ナッツ類アレルギーとは名称の通り、ナッツ類を口にしたことで起きるアレルギーの一種です。ナッツ類アレルギーは出る症状が重篤になる可能性もあるため、アレルギーを持つ人はナッツ類を口にしないように含まれている食品にしっかりと目を通しています。
ナッツ類アレルギーにも様々な種類がある
ナッツ類アレルギーと聞くと、全てのナッツ類にアレルギーを示すのだと考えがちですが、実はピーナッツアレルギーであってもアーモンドやマカダミアナッツ、ピーカンナッツにはアレルギーを示さないこともあります。
実はピーナッツはナッツと言われていますが、分類では「豆」に当たります。ナッツではなく豆であるため、これはナッツ類アレルギーには該当しません。ピーナッツにアレルギーが出るようであれば、豆に対してのアレルギーである可能性があるのです。
ナッツ類アレルギーの恐怖はアナフィラキシーショック
ナッツ類アレルギーの出る症状で怖いものは、アナフィラキシーショックです。現代では大人になってから発症する方もいるため、晩酌のお供にナッツ類を‥といった生活を送っていたらナッツ類アレルギーを発症していた、ということもあるのです。
また、ナッツ類アレルギーは、重い症状を起こしやすいアレルギーでもあるため、乳幼児に与える際は非常に注意が必要です。
ナッツ類アレルギーの症状とは
重篤になる恐れもあるナッツ類アレルギーは発症するとどういった症状が出るのか気になりますよね。今はアレルギーがなくとも、今後いつどこで発症するかは分かりませんから、いざという時のために症状を知っておくと安心材料に繋がります。
口内や皮膚痒み・蕁麻疹
ナッツ類アレルギーを発症した際に出る症状としては、口や唇、喉などといったところに痒みが出ることがあります。また、痒みは体にも出る場合もあり、皮膚の痒みから始まり、乾燥したり、発疹が出ることも。
アレルギー症状の疑いがある際に良く出現する蕁麻疹も症状として挙げられるため、皮膚トラブルが見られるようであればナッツ類アレルギーの可能性があるでしょう。
嘔吐や吐き気・腹痛や下痢
嘔吐や下痢、そのまま下って腹痛や下痢の症状などもナッツ類アレルギーの症状の一つです。アレルギーは体がその物質を敵と認識することで、体内で攻撃を始めるために起こるいわば「防御機能」ですから、ナッツ類アレルギーもナッツを体内に入れないようにするために出している防御機能なのです。
先ほど触れたアナフィラキシーショックですが、ナッツ類アレルギーの中で起きる症状の中で最も重篤なものです。アレルギーとなるものを摂取してから、15分以内に起こり、最悪の場合命に関わる症状となりますから、一刻も早く病院で診察を受けることが必要です。
ナッツ類アレルギーの治療はどうする?
ナッツ類アレルギーを発症していても、ナッツ類の味が好きだから食べたいと言う方もいますよね。アレルギーは一生付き合っていかなければならないものだと言われていますが、実際には治療方法はどういったものが行われているのでしょうか?
医師に相談
ナッツ類アレルギーは一度発症すると中々治りにくいものです。そのため、医師と相談して受けた治療を続けていても、一生付き合わなければならない人も大勢います。ナッツ類アレルギーの治療には緊急用のエピペンという薬を常時持ち歩くことも方法となります。
また、自律神経を整えて免疫の低下に備えることも治療の一環となるでしょう。免疫が低下するとアレルギーも起こりやすいため、質の良い睡眠やストレスを溜めない&発散することも重要です。
ナッツ類を口にしてしまったら‥
販売されている食品の中にはアレルゲンとなるものの表示がしてありますが、人から貰った食べ物の中にナッツ類が含まれていると気づかずに口にしてしまうこともあります。そんな時は一刻も早く口から吐き出し、コップ一杯の水を飲みましょう。万一、飲み込んでしまっても、うがいと水を飲むことは徹底した方が賢明です。
喉などからの粘膜は吸収が良いため、アレルギーも出やすくなってしまいます。うがいや水を飲むことで洗い流すことができますから、ナッツ類を口にしてしまった際は、うがいと水を飲むことと、薬を服用することは忘れてはいけません。
ごまや栗でもナッツ類アレルギーが出る?
ナッツ類と関係ないようにも思えるごまや栗ですが、アレルギーと関係性がないとは言い切れません。何気なく口にしてつらい思いをする場合もありますので、実態を認知していきましょう。
栗はナッツ類に分類される
栗は口にできる形状に置かれると意識しませんが、木になる実のため、栗もナッツ類に分類されます。栗は甘味があり、料理やお菓子といったものに使われやすいため、口にする際は注意が必要です。特に乳幼児に与える離乳食にも使いやすいこともあり、知らずに食べさせていた、ということもあるため、何が含まれているのか確認した方が良いでしょう。
ごまもナッツ類と同様の種実類
ごまに対してナッツ類アレルギー?と感じる方も多いかと思いますが、実はごまはナッツ類と同様の種実類に分類されます。そのため、ナッツ類アレルギーの方が口にするとアレルギー症状が出ることもあるのです。
ナッツ類アレルギーには慎重な注意を
ナッツ類アレルギーはご存じの通り、重篤な症状が出ることが多いため、それだけ注意することが重要です。特に小さい子供は免疫も少なく、アレルギーを発症する危険があるため、口にしないようにしたり、薬を持ち歩くことがアレルギー症状を悪化させない手段となっていくため、日頃の生活に慎重な目を持つことが大切ですね。
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