2017年2月10日更新

浸透力抜群のあんず油(アプリコットカーネルオイル)肌や髪への使い方は?

あんず油は果物の杏子(あんず)の種の中にある仁=杏仁(あんにん)を低温圧搾して抽出した油です。杏仁豆腐のあの杏仁と同じ原料なのです。中国が原産で、食用以外に漢方薬としても使われきた杏仁ですが、オイルになるとどのような効果が期待できるのでしょうか?肌や髪への効果や使い方などを口コミとともにご紹介します!

  1. 目次
  2. あんず油の成分と特徴
  3. あんず油の口コミまとめ
  4. あんず油の使い方:顔ケア
  5. あんず油の使い方:髪ケア
  6. あんず油は大人から子供まで

あんず油の成分と特徴

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あんず油は杏子のような甘い香りがするのでしょうか?その成分は一体?

皮脂と同じ成分、オレイン酸

あんず油はアプリコットカーネルオイルとも言われ、ほぼ無色無臭です。粘り気はそれほどなく、比較的軽めのオイルです。そのあんず油の65%をも占める主成分はオレイン酸です。オレイン酸は、ヒトのカラダが生成する皮脂に含まれている脂肪酸です。

ビタミンEも含まれています

あんず油はオレイン酸以外にもリノール酸やビタミンEを含みます。リノール酸はオメガ6系脂肪酸なので、少量の摂取がカラダには望ましい脂肪酸です。ビタミンEはご存知の通り、抗酸化作用がありますので、エイジングを招く活性酸素をカラダの中にこれ以上増えないように抑える働きがあります。

あんず油の口コミまとめ

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あんず油は乾燥肌や敏感肌、また老化してきた肌やイボやブツブツを綺麗に消し去ってくれるとういう口コミも。

オレイン酸がお肌への浸透力を高めて乾燥肌を改善

オレイン酸は皮脂にもともと含まれている脂肪酸のうちの20%を占めるものです。保湿の代表といったところですね。乾燥肌の人は皮脂の中にオレイン酸が少なく、オイリー肌の人は逆にオレイン酸をたくさん持っています。皮脂が少ないヒトには願ったり叶ったりのオイルということになりますね。

あんず油を使ってみた方のなかには、もともとアトピー性の肌だったので肌トラブルが多いのに、あんず油を塗ってから肌の調子が良くなったと、同じあんず油を5回もリピート購入しているそうです。

オレイン酸は肌の再生もサポート

あんず油はアンチエイジングとしての効果も発揮しています。実際に使ってみた方の感想では、1週間くらいでなめらかな感触になり、さらに続けると首の横ジワが薄くなり、くたびれた首周りにハリと滑らかさが戻ったそうです。

オレイン酸が肌の再生もサポートしてくれているのです。顔周りや首周りの小さなイボのような硬いブツブツが気になっていた人は、明らかにブツブツが減り、肌自体も柔らかくなったそうです。角質化したイボもオイルで柔らかくなると取れるのかもしれません。

あんず油の使い方:顔ケア

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さあ、あんず油をお肌に使いましょう。使い方は以下をご覧くださいね。

あんず油でクレンジング

ヒトの皮脂と同じ成分のあんず油は、お肌に浸透して汚れやメイク剤をふわっと浮かせます。あんず油をたっぷりと手のひらに乗せ、力を入れずにそっと顔全体に塗りましょう。マッサージするようにメイク剤を浮き上がらせたら、お湯で少し湿らせたコットンを使ってあんず油をふき取ります。そのあとは普通に泡洗顔してOKです。べたつかず比較的さらりとした感じでお肌の汚れを落とします。

あんず油でフェイシャルマッサージ

フェイシャルマッサージは顔中に張り巡らされている毛細血管の血行を促進します。ただ何も塗らないでマッサージすると摩擦によって肌の表面は傷んでしまいますので、肌浸透力の高いあんず油を適量使って週1回マッサージしましょう。

顔だけでなく首周りにまでマッサージするとリンパ節にもリンパが流れやすくなりますのでなお良いです。マッサージが終わった後は少しべたつきを感じますが、放置しておくとふっくらとした肌に変わりべたつきはある程度無くなります。気になる場合はコットンを軽く湿らせてふき取っても良いです。

あんず油の使い方:髪ケア

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あんず油は椿油よりはオレイン酸の含有量が少ないためべとつかず、付け心地はさっぱりしています。

週1回シャンプー前にヘアパック

シャンプー前に頭皮は濡らさず、お湯で髪の毛だけを軽く洗い流し、埃やゴミを取ります。そのあと毛先からあんず油をなじませていきましょう。

あんず油はヘアパックだけでなく、頭皮マッサージも行えます。一緒に行う場合は、頭皮が濡れていない状態で大さじ1杯のあんず油を手のひらに取り、指の腹を使って小さな円を描くように頭皮に塗りながらマッサージします。

このあと10分程度頭皮と髪の毛を放置しておきます。お風呂の蒸気で頭皮の毛穴から汚れが浮き出、髪の毛にはオイルが浸透していきます。最後にシャンプーであんず油をしっかり洗い流しましょう。

洗髪後タオルドライでトリートメント

お風呂からあがったら、髪の毛を軽くタオルドライして毛先から髪の毛全体にあんず油をなじませます。そのあとはドライヤーでいつもどおりに頭皮を乾かしてください。髪の毛を乾かす必要はあまりありませんが、毛先などを乾かしたい場合はドライヤーから10cm程放して乾かしてください。

オイルは手のひらで少し温めてから使うと、馴染みが良くなります。

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あんず油は大人から子供まで

あんず油はオレイン酸を多く含むオイルなので、皮脂の油分が足りない乾燥肌や敏感肌の方には非常にありがたいオイルですね。逆にオイリー肌の方はさらに皮膚の油分を増やしてしまうのであまりおすすめできません。

一方で全体的に乾燥しがちなエイジング肌の方々には、シワも薄くしてくれる能力を秘めているあんず油はなかなかお手軽価格で嬉しい効果を発揮してくれそうです。

韓国では大人も子供もあんず油を使うほど一般的に知られた油なので安心して使えますね。