2017年12月12日更新

肌のざらつき原因から改善・解消法まで【ざらつき110番】

毎日スキンケアを行っているのにお肌のざらつきが解消できないことはありませんか?ピーリングや化粧水、洗顔を入念に行っていても、実はその行動が裏目に出ているかも!?肌のざらつきの原因から改善・解消法までご紹介します。

  1. 目次
  2. お肌のざらつきが解消できない
  3. お肌のざらつきの原因は?
  4. ピーリングや洗顔は正しいやり方で
  5. お肌のざらつきを改善・解消していこう
  6. お肌のざらつきには今すぐ改善法を

お肌のざらつきが解消できない

女性であれば最低限のスキンケアを化粧水などで行い、時間や余裕のある時にスペシャルケアとしてピーリングや洗顔にこだわるなどの美容方法を取るでしょう。しかし、お肌のざらつきが気になり始めた頃にさらに入念なケアを試みる美意識の高い方ほど、実はそのざらつきを悪化させている可能性があります。

目で見てお肌のざらつきが分かる?

お肌に出現するざらつきは手で触れた時に実感する程度のものがありますが、鏡で顔を見た時にはっきりとざらついているように見えることもあります。手で触れた際のお肌のざらつきはまだその肌症状が始まったばかりで、目で見て把握できるざらつきはかなり症状が進行している状態になります。

こまめにケアしているから良いのではない

お肌が正常で綺麗な環境であれば、その状態を維持しようと通常通りのケアを行っていきますよね。しかし、お肌に何らかの異常が発見されると通常のスキンケアにプラスして何種類ものケア方法を繰り返し行っていく方がいますが、あまりに頻繁に行うケアがお肌のざらつきの原因を作っていることがあります。

お肌のざらつきの原因は?

白くトラブルのない綺麗なお肌は誰が見ても魅力的に映るものです。そんなお肌を維持、または手に入れようと毎日コツコツと保湿やケアをしていくのが女性というものですが、欠かさず行っているそのケアは本当にお肌にとって良いことなのでしょうか?

お肌のざらつきの原因1:乾燥や角質溜まり

乾燥は誰もがご存じの通り、美肌から遠ざける敵ですが、ざらつきも乾燥によって出現します。お肌の構造は幾重にも重なる角質層からできており、角質層の間ごとに潤いがあるのですが、お肌が乾燥を感じると間に存在する潤いが減り、角質層がめくれてしまったり隙間ができてざらつきを感じるようになるのです。

乾燥にとにかく弱い角質層は、ターンオーバーが正常に行われないことでもざらつきを発生させていきます。通常、正常なお肌のターンオーバーは30日のサイクルで再生をしていきますが、このターンオーバーが生活習慣などで乱れると古い角質層がいつまでもその場に留まる状態に陥ります。

お肌のざらつきの原因2:角栓

お肌のトラブルとして常に上位にランクインする嫌な毛穴の角栓も原因の一つとなり、毛穴に溜まった角栓は中で雑菌を繁殖させ、ニキビなどの症状を発生させます。さらに角質や汚れ、皮脂が溜まった毛穴は目で見て確認できるほど黒い点のようなものになっていますが、こういったものも角栓の種類に分類されるため、放置しておくとどんどん汚いお肌のままになってしまいます。

お肌のざらつきの原因3:過度な洗顔・クレンジング

お肌のざらつきが発生する原因には、日頃行っている洗顔やクレンジングのやり過ぎにも原因が潜んでいます。しっかりと汚れやメイクをオフするためにゴシゴシと擦りながら洗ったり、熱いお湯の方が汚れが取れるだろうと誤ったケアが裏目に出ることもあります。

洗顔やクレンジングは確かにお肌の表面に付着したあらゆる汚れを落とすために必要な過程ですが、やり過ぎてしまうとお肌の潤いを保つ肌バリアの機能を低下させ、必要な皮脂なども一緒にごっそり持ち去ってしまうのです。

ピーリングや洗顔は正しいやり方で

お肌には絶対に欠かせないスキンケアは毎日必要なことは事実です。しかし、自己流で頻繁にピーリングを行ったり、強い摩擦をかけながら行う洗顔は正しいやり方とは言えません。洗顔一つ取ってもお肌がきれいになるか汚くなるかの分かれ道になるため、ここでしっかりと日頃のケアについておさらいしていきましょう!

肌のざらつきをツルツルにするピーリングの頻度に注意!

エステや美容皮膚科などで施術可能なピーリングは市販のものでもある程度の効果が見られます。ピーリングは古くなった角質を除去し、新しいお肌にすることで美容成分の浸透なども良くなったりする目的で行いますが、ピーリングを終えた後は何とも言えない爽快な気分が味わえますよね。

ツルツルになったと感じて病みつきになってしまい、高頻度でピーリングする方もいますが、あまりにこまめに使用していくとまだ成熟していない赤ちゃん角質層が出てきてしまいます。

成熟していない角質層はまだまだお肌を刺激から守るだけの力が備わっていない状態なので、反対に予期せぬトラブルが起こるリスクがあるのです。ピーリングを使う際は1~2週間の間に1回程度で十分足りるため、ざらつきがあるからとすぐにピーリングに走らないようにしましょう。

正しい洗顔は重要

毎日行う洗顔は人によってやり方がバラバラです。そもそも正しい洗顔をご存じの方の方が少ないでしょう。洗顔で大切なことは、肌トラブルを発生させる汚れをしっかりと洗い流し、且つ、乾燥しないように必要な皮脂を根こそぎ持っていかない洗い方をする必要があります。

一見、難しいように感じ、テクニックが必要なのでは?と感じますが、使用する洗顔料に添加物などのお肌を痛めるものが入っていないか、そしてお肌と同様の弱酸性であるか、そして弱い力でも汚れを落とすことのできるか、などの項目に合ったものを選ぶと良いでしょう。

正しい洗顔の手順は普段の洗顔とあまり変化がないという方も出てくるかもしれませんが、お湯の温度は必ずぬるま湯に設定し、洗顔料をたっぷりモコモコに泡立ててからお肌に触れないようにクルクルと指の腹を使ってしていくと良いでしょう。汚れをしっかりと除去するためには濃密な泡がなければ叶わず、泡立てられていない洗顔料ではお肌を傷つけてしまう恐れがあるので、優しく洗った後はぬるま湯で耳の裏や額の際、そして顎の下なども丁寧に流していきましょう。

お肌のざらつきを改善・解消していこう

お肌のざらつき改善に重要な化粧水

原因となる乾燥を真っ向から解消するように働いてくれる化粧水は、成分表をじっくりと確認してみましょう。乾燥などの原因でざらつきが起きている場合、保湿効果の高い成分をお肌に取り込みたいので、お肌の潤いと同様の成分を持つセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンやアミノ酸などの成分が含まれているものを選びましょう。

化粧水を塗布する時はコットンか手で塗る方が多いと感じますが、化粧水で大切なことは成分をしっかり浸透させることなので、浸透力が上がるように回数を分けて塗っていくことです。

回数を分けて塗る理由は、お肌には吸収できる水分量が決まっており、これを超える量を一回でたくさん付けても吸収しないため、化粧水のムダ使いとなってしまうからです。理想は500円玉程度の大きさの化粧水を塗り、お肌全体に行き渡ったら再度同じような量を取って染み渡らせていきます。この工程を3回ほど繰り返して重ね塗りしていくと化粧水成分がお肌にしっかりと吸収されるようになります。

さらに、化粧水後は保湿をしっかりと行いたいため、美容液を塗布するのも良いですし、保湿成分が蒸発しないようにオイルやクリーム、乳液などでフタをしておくこともざらつきを解消するために必要です。

規則正しい生活を

お肌の健康を考えたら当たり前のことですが、十分な睡眠とバランスの取れた食事はお肌にとって一番の栄養です。この基礎部分がしっかりしていなければ、スキンケアをどんなに良いものにしても効果は半減してしまいます。睡眠中は成長ホルモンが分泌され、お肌のダメージやトラブルを回復してくれるものなので、22時~2時の間には眠るような生活を心がけ、美肌作りには欠かせない野菜やタンパク質などは積極的に摂取していきたいところです。

お肌のざらつきには今すぐ改善法を

放置していても良いことはないお肌のざらつきはメイクノリを悪くするだけではなく、顔全体を不健康に見せてしまいます。生活習慣を改めることや、普段のスキンケア方法を少し変えていくだけで改善できるトラブルになるため、節度のあるケアでざらつきを解消していきたいですね。

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