2017年3月15日更新

化粧品に含まれるカオリンとはどんな成分?その効果や用途、毒性を知る!

カオリンという成分をご存知でしょうか。カオリンは化粧品だけではなく、陶磁器や薬の添加剤として原料に使われることがある身近な成分なんです。手作り化粧品のベースとしても使われているカオリンの用途や気になる毒性についてご紹介します。

  1. 目次
  2. カオリンとはどんな成分?
  3. カオリンのクレイパック効果
  4. 敏感肌の方におすすめのホワイトカオリン
  5. カオリンの毒性
  6. まとめ

カオリンとはどんな成分?

カオリンは岩や石などが風化することによってできた粘土のことを言います。色は白系統で白色顔料に分類され、粘土のような臭いがします。本体の粒子がとても小さく存在しているためか、表面積が大きく吸収力がとても強いのが特徴です。

カオリンの用途

化粧品に配合される時は、白色顔料・増量剤・被覆剤・賦形剤として含まれていて、用途としてはファンデーションやパック、ベビーパウダーなどの基材として使われています。

カオリンは毛穴汚れや余分な角質を吸着しやすく、角質除去にも効果があるため、クレイパックとしても使用されています。

手作り化粧品のベースとしてカオリンを手に入れると、ファンデーションだけでなく、チークやパック、歯磨き粉などたくさん作れるものがあり、その用途の幅が広がります。

中国が原産のカオリン

カオリンはミネラルを含んでいて、もともとは中国から産出されていて、中国の高陵(Kauling)が原産地であるため、その場所にちなんでカオリンと呼ばれています。

最近では原産国がたくさんあって、フランス原産のものも多く出回っているようです。中国のカオリンと同じように白色なのですが、原産国が違う場合、よく見ると少しだけ違った白色に見えます。

また、粉の重さも少しだけ違ったりするんです。色々なお店を見て回って、自分にあったカオリンを見つけてみるとよいですね。

カオリンのクレイパック効果

毎日しっかり洗顔していても、なぜかざらついた肌になっていることがありますよね。特に、小鼻周辺の毛穴などは黒ずみが気になる一番のポイントです。

定期的なケアのためにシートのパックを使用している方も多いことでしょう。しかし、角質を傷つけてしまうため、これがかえってシミなどの原因になることがあります。

毛穴の汚れをそのまま放置することはニキビやそばかすなどの肌トラブルを読んでしまうため、避けたいところ。そこで注目を集めているのがクレイパックです。

クレイパックの特徴

成分に豊富なミネラルを含んだ泥パックをクレイパックと言います。

泥というのは、吸収性や吸着性に優れているのですが、これが角栓をきれいに除去してくれるポイントです。酸化してしまった皮脂や古い角質などお肌にとって良くないものを、無数にあいた穴の中へ吸い込み、取り除くのです。

お肌を鎮静化したり、お肌の表面を柔らかくしてくれる効果も持っていて、ニキビなどの予防をしてくれます。シートパックなどに比べてお肌にかかる負担がとても少ないのです。

さらに、クレイパックは新陳代謝を活発にする効果もあります。肌の温度を上昇させて、ターンオーバーを促し、お肌の掃除をしながら肌サイクルをしっかりと整えてくれるのです。そのため、お肌に透明感を宿し、常に清潔に保ってくれる効果を持っているのです。

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敏感肌の方におすすめのホワイトカオリン

中でもホワイトカオリンは、分子がとても小さいので、触ってみるとさらさらしていて、重量も軽いふわふわっとしたパウダーです。通常のカオリンよりもミネラル性に乏しく、吸収や吸着が穏やかなのが特徴ですね。

アルミニウムという成分多く含んでいて、傷などをきれいに治す働きを持っています。そのためか、お肌に使ってみるととても優しい感覚があり、作用も穏やかに効果を発揮してくれます。

ホワイトカオリンの特徴

成分の粒子が細かいため、ペーストにしたとき、お肌にもとても塗りやすいのが特徴です。乾燥肌や敏感肌などアレルギー体質で肌が弱いという方も、このホワイトカオリンを使用するのはおすすめです。強い作用を求めてしまうと、肌に過剰に反応してしまいますからね。

このホワイトカオリンは、刺激が少なくて感触もとても優しく、柔らかなので使用してみるととても気持ち良いことがわかります。そのため、ベビーパウダーやボディーパウダーとしての用途も優秀でさらりと使えますし、なんといっても粉末のまま使えることがうれしいですね。

カオリンの毒性

カオリンをクレイパックとして使用したときに、毒性として発がん性があるという報告があるようです。

しかし、一般的には真実性の薄い情報であるようで、太陽光線よりも安全であるとうたう場合もあります。粉を吸引してしまったことによる危険だという話もありますが、これもあくまで噂の範疇であり、事実発がん性の根拠を明確にしていることはありません。

実際に、カオリンは多くの化粧品として使用されていますから、これに発がん性物質などの毒性があった場合、多くの女性ががんを発症するということですから、今現在の研究結果として、毒性があるとは一概に言えません。

まとめ

あまり耳にしないカオリンという成分ですが、たくさんの化粧品に含まれていたんですね。最近注目を集めているクレイパックとしての効果も優秀で、ホワイトカオリンが初心者や敏感肌の方にもおすすめであるということがわかりましたね。

毛穴やお肌のお掃除として、今後カオリンを積極的に使ってみてはいかがでしょうか。優れた美容効果を見せくれることでしょう。