2017年4月14日更新
紫外線による光老化から皮膚を守る対策とは?回復方法もご紹介♪
紫外線などから受けたダメージが原因で、体の中で老化が進む光老化。紫外線は外に出れば必ずと言って良いほど浴びてしまうものなので、皮膚を守るためにも光老化からの回復方法や対策を知っておくことが大事!光老化を早めない対策など一挙公開していきます。
光老化はなぜ起きるのか
普通に生活をしていれば、紫外線を受けることはもはや避けられない問題です。光老化と言っても、高齢者の方たちはシミやたるみ、ほうれい線やイボなどの老化を象徴とするものがあると感じますが、実は体の加齢が原因となって起きるものはたったの2割程度しかありません。その他の8割は太陽光線の影響と言われており、これを光老化を呼ぶのです。
光老化が出現しない部分
高齢者の方は顔や見える部分は老化が著しく確認できますが、普通では太陽に当たらない部分である太ももの内側や、お尻の部分は白く柔らかい肌質をしています。例え細かいしわが発見できたとしても、顔にできたしわのような深いしわはないことが多いです。それだけ体が自然と起こす老化よりも太陽から受ける光老化の方が強力であることが伺えます。
「光老化」の読み方は?
光老化は、「ひかりろうか」や「こうろうか」と読み方がありますが、一般的に使用される方は「ひかりろうか」の方です。ただ、「こうろうか」の読み方は指すものが多岐な意味合いがあるため、「こうろうか」を使用した方が意味も分かりやすいでしょう。
光老化の実態とは
人の皮膚は年齢を重ねるほど、老化現象を辿っていきますが、自然老化と光老化とでは老化の仕方が異なってきます。紫外線が原因と言っても、紫外線にも種類がありますので、詳しくご説明していきます。
UV-Aが光老化の原因
紫外線には、UV-A、UV-B、UV-Cとがありますが、光老化を早める原因となるものはUV-Aになります。UV-Aは、皮膚の深い部分に当たる真皮部分にも到達し、若々しい肌には欠かせないコラーゲンやエラスチンを変形、そして肌の弾力を奪っていきます。
光老化を防ぐためにはこのUV-Aを防止することが最も考える必要があるのです。
自然老化と光老化の違い
まず年齢を重ねて自然的に訪れる老化現象は、皮膚が薄くなったり、肌のハリを出すために必要なコラーゲンが硬くなっていきます。そして、肌のハリがなくなり、しわが増え、肌質に弾力がなくなるのが特徴です。
一方で、光老化がもたらす老化現象は、肌の細胞の数が増えてゴワつきが出てきたり、コラーゲン繊維やエラスチンの数が減少、そして変成します。
また、肌のキメが悪くなったり、深いしわが刻まれたりするのも光老化が原因となっている場合が多いです。しわは一度刻まれてしまうと、深さによっては実年齢よりも上に見られることになるため、避けて通りたいですよね。
紫外線について詳しく見てみよう
美容に対しては、紫外線を避けることは当たり前になってきた現代ですが、紫外線が実はどういったものなのか詳しくご存じでしょうか?普段避けている紫外線にどんなデメリットやメリットがあるのか知ることが肌を光老化から守る手段となります。
UV-A・UV-B・UV-C
紫外線は先ほども触れたように、UV-A、UV-B、UV-Cの三種類が存在し、その中でも地上まで届くものはUV-AとUV-Bの二種類になります。光老化の原因となるものはUV-Aですが、UV-Bも皮膚を赤くし、ヒリヒリとしたあの嫌な感覚を与えます。また、UV-Bを受けることによって、くすみやシミを引き起こす場合があるため、UV-Bも光老化に少なからず関わってくる存在です。
反対に、UV-Aは、波長が長いため、窓やガラスもすり抜けて肌に影響を与えます。地上に届く紫外線の95%がこのUV-Aと言われているため、UV-Aは最も対策が必要になります。
次にUV-Cですが、これは最も波長が短く、最も悪影響を及ぼす存在です。例え短時間しか肌に受けていなかったとしても遺伝子をボロボロにし、しわ、たるみ、シミの原因となり、加えて皮膚がんのリスクも高めます。
紫外線の最も怖いところ
日差しの強い夏は紫外線を浴びると皮膚が赤くなったりと短時間で変化が見られますが、目に見える部分だけでは紫外線の本当の怖さは分かりません。紫外線がなぜこうも世間から嫌われているのかと言うと、紫外線は肌に受けた分を「蓄積」していくからです。
そのため、紫外線を浴びてもすぐには劇的な変化は見せませんが、新陳代謝の流れが悪くなる30代~40代にかけて一気にシミやしわが増えていくのです。
しかし、紫外線は悪い部分だけではありません。紫外線を受けない生活をしていると、骨折しやすくなる危険があります。紫外線は他にも殺菌作用や、血行促進、新陳代謝の促進などにも繋がるため、体内でビタミンDを作る働きをします。
光老化を対策しよう!
これだけ体に悪影響をもたらす紫外線は、良い部分もありますが、美容のことを考慮すればなるべく避けたいものです。紫外線を肌で受けないためにも、事前の対策は必要不可欠です。
具体的な対策
まず光老化を予防したい場合は、日焼け止めや化粧品などを駆使して一年中ケアすることを忘れないようにしましょう。紫外線が最も多くなる季節は5月~7月の間ですが、それでも秋~冬にも紫外線は地上に届いています。
また、時間帯で紫外線量が多くなるのは10時~14時の間です。この量が多い時間帯には日傘や帽子、または日焼け止めをしっかりと塗ってから外出することが大切です。
ちなみに日焼け止めを選ぶ際は、一日中外にいる場合、「PA」と「SPF」の数値が高いものを選び、デスクワークなどで室内にいる時間の方が長い場合は、「PA」と「SPF」の数値が低いものを選ぶようにすると肌に余計な負担をかける可能性が低くなります。
光老化から回復する方法はある?
「紫外線によって傷ついた肌を回復できるの?」と考える方は多いと思いますが、答えは「YES」です。人の体にはもともと自己回復力というものが備わっているため、この生まれ持った能力を更に向上させることで傷んだ肌を直す手立てが見えてきます。
この自己回復力は、ヒートショックプロテインと言われる自己回復タンパク質を作る必要があるため、まずは体を冷やさないことを心掛けることが重要です。
ヒートショックプロテインは、熱に反応を見せるものですので、40℃くらいの程良い温度でお風呂に10分間浸かると良いでしょう。
光老化は一年中の対策を忘れずに!
外仕事をしている方は受ける紫外線の量も多いため、光老化をしやすい体になっている場合が多いです。女性は美容に気を配る方が多いですから、老化をしないためにも、紫外線ケアをしっかりとすることで美肌を保つことができますよ。
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