2017年6月15日更新

ビオチンの副作用は?理想の摂取量を守って綺麗のサポートを!

ビオチンは体に必要な栄養素にも関わらず、あまり馴染みもないことからマイナーな成分としてひっそりと人々の健康な体作りの手助けをしています。しかし、不足すると大変な事態を招く恐れもあるものですから、副作用の心配や摂取量、または過剰摂取しても問題はないのかといった部分を重点的にご紹介していきます。

  1. 目次
  2. ビオチンとは?
  3. ビオチンの摂取量は?
  4. ビオチンを過剰摂取してしまった!そんな場合は‥
  5. ビオチン不足になると起こる症状の数々
  6. ビオチンは積極的に、そして工夫して飲もう

ビオチンとは?

ビオチンの呼ばれ方には実は様々なものがあり、別名「ビタミンB7」や「ビタミンH」、「コエンザイムR」などと呼ばれています。名こそビオチンですが、正体は水溶性のビタミンであり、私たちの体を健康に保つために必要となる栄養素なのです。

皮膚との関係性が高い

存在はビタミンですが、ビオチンは昔から人の皮膚と強い関係性を秘めている成分でもあります。皮膚疾患を専門としている機関でもビオチンが処方されるほど信頼性があり、主にアトピー性皮膚炎の方の治療に使われているものでもあります。

そんな皮膚炎はヒスタミンのもの、ヒスチジンという物質が原因とされると言われており、ビオチンはヒスチジンを体の外へ排出させる働きをすることが皮膚疾患を改善に向かわせる理由とされています。

肌トラブルを改善

ビオチンの魅力は、ニキビといった肌トラブルを改善させる作用があるということです。食事などからもビオチンを摂ることができますが、十分な量が補えていなければ肌は綺麗な方向に向かっていかないでしょう。

ビオチンには、肌の機能をアップさせ、老廃物を排出させる手助けをすることで、ニキビなどの改善や、皮膚の再生が行われていない肌に働きかけて美肌を作るためにターンオーバーを促してくれるのです。

ビオチンの摂取量は?

ビオチンの摂取量は定められているのでしょうか?特にサプリメントとして飲む場合は錠剤タイプなどもあり飲みやすい部分も相まってたくさん飲んでしまいそうですが、きちんと摂取量を知っておくことは必要です。

一日の摂取量

ビオチンを摂取しようとする場合の目安になる量は一日50.0μgです。なるべく多く、広い栄養素を必要とする妊婦の方はビオチンを摂取しても問題はないのか心配になる方もいるかもしれませんが、妊娠中の方も同様に一日50.0μgを基準として飲むと良いでしょう。

ですが、直接赤ちゃんに母親からもらう母乳を通じての摂取は効果などは見られていないため、赤ちゃん自身に摂取させたいのであれば医師に相談するようにしましょう。

副作用の心配は?

ビオチンに対しての代謝異常症の患者に一日200μgという非常に多くの量を経口投与されていることもありましたが、副作用になった、との報告は上がっていませんので、これだけ多くのビオチンを摂取してもあまり副作用の心配はしなくて良いと言えそうです。

さらに、ビオチンは水溶性のビタミンであることから、摂取した後、体内に有り続けることは叶いません。そのため、副作用の心配をしている間にも体からどんどんビオチンの成分が排出されてしまうため、副作用の心配はしなくて良いと言えるでしょう。

しかし、ビオチンは腸内に生息する悪玉菌のエサとなってしまう場合があり、健康のためと思って飲んでいたのに、反対に悪玉菌を増やしてしまう恐れもあります。そんな時は調整剤と一緒に飲むと悪玉菌に影響を与えることなく吸収されやすい道筋を作ってくれます。

ビオチンを過剰摂取してしまった!そんな場合は‥

ビオチンを摂取した方の中には、正確な摂取量を確認せず、後々になって過剰摂取してしまった、ということもあるかもしれません。食材にも含まれているビオチンは過剰摂取してしまうと体に何か影響があるのでしょうか?

体外に排出されるため、心配はいらない

ビオチンは体に摂取しても、時間が経てば体の外へ出ていってしまう成分です。そのため、過剰摂取したからと言っても重篤な症状を引き起こす、ということはまずありませんので安心しても良いでしょう。

反対に、ビオチンを含むビタミンは人体が一度に吸収できる量が異なってくるため、過剰摂取しても吸収されなかった場合は無駄となって体外へ排出されてしまいます。そのため、過剰摂取して無駄を出すよりも、こまめに少しずつ飲む方が吸収されなくなったビオチンを出すことなく栄養素を体に取り込むことができます。

小分けが面倒ならタイムリリース型

残った余りは体外へ排出されてしまうビオチン。食事で全て賄うのは大変であるため、飲み込むだけで良いサプリメントの検討をしている方もいるかもしれませんが、ビオチンのサプリメントを小分けにして飲むのが面倒だと感じる方は、摂取後、体内でゆっくりと溶け、吸収されるタイプのタイムリリース型サプリメントで工夫してみるのもOK。

このサプリメントは一日一粒飲むだけでビオチンが持っている効果を実感できる可能性があるため、非常にお手軽です。口から摂取後、ある程度の一定の時間が経ってからサプリメントが溶け初め、約6時間~12時間ほど長時間の時を経て吸収されていくため、小分けにして少しずつ飲むことに抵抗がある方にはおすすめです。

ビオチン不足になると起こる症状の数々

ビオチンが不足しているかどうかは個々の生活にもよりますが、この栄養素が欠如してしまうと、体には静かに耐え難い症状の数々が引き起こされていきます。ビオチンが足りなくなった場合に起きる人体の影響を見ていきましょう。

ビオチン不足になりやすいタイプ

ビオチンが不足している方は、喫煙、飲酒、乳製品の摂り過ぎなどの習慣がある方が多いです。喫煙や飲酒はともかく、意外にも乳製品や抗生物質の服用、精神安定剤の服用、長期間の透析、摂食障害の方もビオチン不足になりやすい方です。

また、ビオチン不足になる原因には、卵白の過剰摂取も挙げられ、一日5個以上の卵白摂取はしないようにしましょう。あまり一日で5個以上食べることは少ないかと思いますが、卵白を口にするのは一日2~3個程度ならば問題はありません。

十分な量を補えないと‥

ビオチンを十分な量、補えないと、白髪や脱毛、湿疹や炎症などに加え、結膜炎や筋肉痛、疲労感、食欲不振などのありとあらゆる症状が出やすくなってしまう恐れがあります。そのため、日頃から食事はもちろんのこと、本当に一日に必要なビオチンの量が足りているかどうかを意識して摂取していくと良いですね。

ビオチンは積極的に、そして工夫して飲もう

サプリメントを常用していない方は、ビタミンの一種であるビオチンを食事から摂ろうと努力するかもしれません。しかし、サプリメントの状態になっても副作用や過剰摂取の心配もあまり要らないものとなっていますから、健康な体作りのために是非ビオチンサプリメントを検討してみてくださいね。

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