2017年1月6日更新

ニキビを根こそぎ退治!ニキビ治療方法AtoZ

顔や背中など人目に触れる部分にできてとっても目障りなニキビ。治療方法によっては跡が残ってしまったり、綺麗な肌色に戻らなかったりと不安もつきもの。できるだけ綺麗にニキビを治したいアナタ。どんな治療法があるか知識を豊富に持って、ニキビ退治へ挑みましょう!

  1. 目次
  2. ニキビができる原因
  3. ニキビの治療方法:自力で治す
  4. ニキビの治療方法:皮膚科へ行く
  5. ステロイドや抗生物質でニキビ治療できるの?
  6. ニキビは放置しないことが一番

ニキビができる原因

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そもそもなぜニキビはできてしまうの?ニキビができるメカニズムを知ることで、ニキビ予防もできるはずです。

ニキビはナゼできるの?

正常なお肌は、分泌された皮脂が毛穴を通って外に排出されることで、アクネ菌などのばい菌が繁殖しないのですが、出口である毛穴に皮脂や角質が詰まってしまうと皮脂が外に出ることができず、皮脂が大好きなアクネ菌が増殖し毛穴付近に炎症が起きるのです。

思春期ニキビも大人ニキビもその原因は同じ

思春期も大人になってからもニキビができるメカニズムは同じですが、その要因は年齢を重ねることに依ってホルモンバランスの崩れから来る皮脂の過剰分泌だけでなく、古い角質を自力でターンオーバーするサイクルが滞ってしまうものになってきます。

大人になるとさらに肌が乾燥しやすくなり、古い角質も乾燥し毛穴の周りの角質も乾燥してしまい、毛穴をより頑丈に塞いでしまうのです。

ニキビの治療方法:自力で治す

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ニキビのステージにもよりますので、自分で治してみて、一週間経っても改善しないようなら皮膚科へ行きましょう。

自分で治療できるのは一般用医薬品

市販されているのは一般用医薬品といって、医療関係者からの適切な処方が無くとも危険性の少ないものが手に入ります。価格もそんなに高くありません。逆に期待できる効果もそんなに高くない場合があります。

そのなかでも早めに気付いたニキビに試してみてもよいと言われているものが、みんながよく知っている「オロナイン軟膏」です。

ニキビの治療方法:皮膚科へ行く

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中々市販薬で治らないときや発見するのが遅かった場合は、皮膚についての知識を持っている皮膚科医に診察してもらい処方を受けましょう。
落ち着いてしまった症状を綺麗に治したい場合は、自費負担となりますが美容皮膚科もアリです。

皮膚科で処方するニキビ治療薬:抗生物質

お医者さんに処方してもらえる薬は抗生物質などの医療用医薬品で内服も外用も抗生物質があります。

抗生物質は増殖してしまった細菌を死滅させる働きを持っています。その他には炎症を抑える薬や、肌の新陳代謝を促進するビタミン剤が処方されるでしょう。

ビタミン剤は市販のものより吸収率など効果の高いものを処方してくれますし、健康保険が適用されるものを処方してもらえば市販のものに比べて安いです。

美容皮膚科でのニキビ治療:レーザー治療

化膿したニキビに特に効果を発揮するのがレーザー治療です。炭酸ガス(CO2)レーザーを赤ニキビに照射して小さな孔を開け、内側にたまった膿と皮脂を出してニキビの治りを促進すします。

▽化膿ニキビに効果大
炭酸ガス(CO2)レーザーがイボやほくろだけでなくニキビ治療にも効くって本当!?

美容皮膚科でのニキビ治療:ピーリング治療

汚れや古い角質を取り除くのにはピーリングが適している場合が多々あります。ピーリングと言ってもケミカルピーリングだけでなく、ダイヤモンドピーリングなど、敏感肌やアレルギーをお持ちの方でも施術できるピーリングもあります。

▽ケミカルピーリングについて詳しく
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▽ダイヤモンドピーリングについて詳しく
高価なイメージのダイヤモンドピーリングは効果も大!

ニキビ治療にかかる期間

治まるまで2~3ヶ月と、長いスパンを予想しておいたほうが良いです。お肌をきれいに治すためにも、あせらずゆっくり経過をみながら治療しましょう。

ステロイドや抗生物質でニキビ治療できるの?

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ステロイドも抗生物質も、その特有の副作用から怖い薬とのイメージがあるかもしれません。これらはニキビを治せるのでしょうか?

ステロイドとはヒトのカラダの中にあるホルモンです

ステロイドとは、腎臓の上の方にある副腎という臓器から出るホルモンです。これを医療用に人工合成したものです。

ステロイドには炎症を直ちに抑える即効性がありますので、炎症を抑えるという意味ではニキビに効力を発します。が、根本的なニキビを治すことはできません。

ステロイドは皮膚の免疫を抑制する働きがあるため、使いすぎると免疫力が無くなるので「怖い」と言われているのではないでしょうか。

抗生物質とは細菌を殺す薬です

抗生物質は細菌感染をその治療の対象としているため、ニキビの原因であるアクネ菌の増殖を抑えることができます。

初期のニキビはまだアクネ菌が増殖していないので、効能が違うため治らない可能性があります。アクネ菌が増殖しはじめる赤い色をしたニキビには外用薬だけでなく、内服薬も即効性があるので処方されるでしょう。

ニキビは放置しないことが一番

なによりも毎日洗顔などでお肌を清潔に保つことが大切ですが、ストレスや油っこいものを食べすぎる生活習慣によってもニキビはできてしまいます。

ニキビができてしまったら、放置しないことが一番の結論です。ニキビができたての白っぽいものでしたら皮脂が毛穴を通って排出されるようなケアを、アクネ菌が増殖しはじめてしまった赤ニキビなら皮膚科などの医療機関に行き、抗生物質を処方してもらいましょう。

気付くのが遅く放置してしまった場合は、美容皮膚科へ行き古い角質を取るピーリングなどを加え、アナタの悩みを解決する処方を施しましょう。