2017年4月13日更新
EGF美容液・化粧水・クリームの効果や副作用まとめ
アンチエイジングのスキンケアとして人気のEGF化粧品。EGF美容液や化粧水、クリームなどの化粧品が市場に多く出回っていますが効果や副作用が気になりますよね。EGF化粧品は実際のところどうなのかまとめてみました。
EGFとは?
EGFはエピダーマルグロースファクターという因子の略で、私たち人間の体が本来持っているたんぱく質の一種です。
お肌の表面には、EGFを受け取るために受容体というものが備わっています。お肌がEGFを受け取ることによってはじめてEGFが美肌への効果を発揮してくれるのです。
EGF化粧品(美容液・化粧水・クリーム)
EGFが発見された当初は、たくさんのEGFを抽出することができませんでした。そのためか、EGFは周知されることがなく限られた機関でのみ使用されていたのです。当時はスキンケアとして使用する考えには至りませんでした。
その後十数年研究を進めたことによって、2005年の秋に厚生労働省から化粧品として使用する認可が下りたのです。EGFを配合した化粧品が世に出回り、成分表示として「ヒトオリゴペプチド-1」として登録されたのです。
このおかげで、いまでは美容液や化粧水、クリームなどの化粧品として市場に多く出回っています。
EGFの品質と配合濃度
今となっては、EGFはたくさんの化粧品に配合されていますが、たくさん配合されていれば良い効果があるというわけではありません。一定の品質として、配合濃度をクリアすることによってようやくその効果を発揮することができるのです。
研究者の間ではよくわかることでも、一般の人にとってはとても判断することができませんよね。
これによって、EGF研究を行っている協会は、一般の方にもわかるように認定シールを張ることによって実現したのです!EGFStyleで販売している、EGFを配合する化粧品にはその認定シールがついているので、一般の方でもしっかりと確認することができるのです。
EGF化粧品の効果
肌のターンオーバーを正しいサイクルへ
お肌というのはターンオーバーといった働きが欠かせません。ニキビやシミ・しわなどというのは、このターンオーバーによる、肌細胞の生まれ変わりを繰り返すことによって、ようやく消されてゆくのです。
ターンオーバーにも仕組みがあります。連なった表皮の層のなかでも一番したにある基底層という場所で生まれた細胞が、その連なった層の一番上にある角質層まで押し上げられます。
押し上げられた細胞が垢になることで、お肌から剥がれ落ちていくのです。このサイクルが行われるのは、通常だとだいたい28日程度と言われています。
それでも、生活が不規則になったり、紫外線したり、ストレスなどの様々な要因によってサイクルが乱れます。そうすることで、角質が分厚い状態になってしまったり、乾燥しやすくなったり、ターンオーバー自体が乱れてしまうのです。
年齢とともに遅れがちなターンオーバーを、正しいサイクルへと導いてくれるのが、EGFなのです!
アンチエイジングのスキンケア
発見当初はEGFは非常に高価なもので、とても手に入れられるようなものではなかったのです。多くの研究者によって開発が進んで、化粧品として利用することができるようになりました。多くの研究あってこそ身近なスキンケアの成分として知られることになったのです。
EGFの美容成分の効果は、臨床試験によって確認されています。EGFを配合した化粧品(ローション)を約2ヶ月にわたって、朝昼と2回使用したところ、お肌の表皮に新生細胞が成長する確率が促進されました。平均284%での成長率で最高の値だと835%もの促進が確認されたようです。
この研究においては、30~60代の被験者の実験データですから、アンチエイジングのスキンケアとしてはこの上ないほどにうれしい効果といえるでしょう。
EGF化粧品の副作用と注意点
あくまでアンチエイジング効果
EGF配合の美容液や化粧水を利用したからといって、皮膚そのものが再生されるわけではありません。EGFがやけどの治療などにも使われるとよく言われますが、それは医療現場でのことであって、化粧水などとは濃度が全く違います。
EGFが配合されているとはいえ、やけどが治ったり、皮膚が再生されたりといった効果を得られるほどの量が配合された美容液や化粧水というのは存在しません。EGFの化粧品は、保湿を目的として配合されているという点にご注意ください。
肌荒れやかゆみ
EGFは必要な量のみが補われるため、過剰に使用しても問題はありません。しかし、敏感肌の方で、EGF配合のクリームなどを使用した際にお肌が荒れたという報告も上がっているようです。
アトピー肌の方が、このEGF配合化粧品を使用したことによって、ニキビができてしまったり、お肌がかゆくなってしまったりといった、肌トラブルを抱えてしまったという症例もあります。これは、かゆみの原因となる神経細胞NGFという因子が関係しているようです。
お肌が健康的な人の場合、NGFは真皮と表皮の境目部分にとどまっていますから、多少の刺激であればかゆみなどを感じることはありません。アトピー肌や敏感肌の方ですと、皮脂や汗といった成分の分泌が少ないので、皮脂膜が健全ではありません。そのため、水分が蒸発しやすく、外的な刺激がお肌の奥まで届きやすくなってしまいます。
お肌があまり強いほうではないという方は、外的な刺激に敏感になってしまうので、EGFの使用は控えたほうがいい場合もあります。
まとめ
お肌の弱いという方にとっては十分な注意が必要ですが、自身の肌質とあってしまえば副作用というのは何も発生しません。もとから人間の体に含まれているということもEGFの安全性の高さに関係していることでしょう。
優れたアンチエイジング効果を持っているのにもかかわらず、ほとんど副作用がないEGFをスキンケアのひとつに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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