2016年11月21日更新

これってシミ?それとも肝斑?シミと肝斑の違いや簡単な見分け方をご紹介

年齢とともにいつのまにか出ているシミ。気になりますよね。「これって肝斑!?」なんて広告も目にしますが、シミと肝斑って一体なにが違うのでしょうか。どちらもケアすれば消えるの?それとも薄くなるだけ?これから作らない方法はあるの?いろんな疑問を調査しました。

  1. 目次
  2. シミと肝斑の違い
  3. 顔のシミ・肝斑の見分け方
  4. 皮膚科でできるシミ・肝斑の治療方法や薬
  5. シミと肝斑を一緒に治療できちゃう!?
  6. まとめ

シミと肝斑の違い

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頬に目立つシミ。「若いころはなかったのに」と嘆いていませんか?一生懸命、美白化粧品を使っているけれど、本当に効果は出ていますか?見た目が似ている「シミ」と「肝斑」ですが、そもそも原因や対処法が異なります。

シミの原因と特徴

シミとは、紫外線を浴びて続けて体内でメラニンが色素沈着したものを言います。「老人性色素斑」と言いますが、年齢には関係なく若い人でも紫外線を浴び続けると出ることがあります。

普通皮膚は28日サイクルでターンオーバーを繰り返すため、紫外線でダメージを受けた細胞もやがて表面に出てきて剥がれ落ちますが、さまざまな理由からターンオーバーが乱れると色素沈着を起こしシミとなって残ってしまいます。

肝斑の原因と特徴

肝斑の出来る原因の多くはホルモンバランスの乱れからと言われています。30~40代の女性に多いのも特徴です。ホルモンバランスが崩れることで「黄体ホルモン」が優位になりメラニン色素の生成がされやすくなります。メラニンが生成され続けることで色素沈着も起こりやすい状態になります。ホルモンバランスばかりではなく、紫外線の影響もあります。頬の高い位置に左右対称に出来るのが特徴です。

顔のシミ・肝斑の見分け方

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気になるシミと肝斑の違いですが、セルフチェックで簡単に見分けることができます。ケア方法も変わって来るので、今すぐチェックしてみましょう。

肝斑セルフチェック

①30~40代になってから気になるシミができた
②頬骨の高いところに左右対称にある
③広範囲にモヤっとした形である
④季節によって色が濃くなる
⑤現在、妊娠や出産していたりピルを飲んでいる
⑥紫外線対策していても効果を感じない
⑦ストレスを感じている・ストレスを溜めやすい
⑧レーザー治療をしてトラブルが起きた

チェックの数が多いほど肝斑の可能性大です。肝斑の疑いがあった場合は医師の診断を受けましょうね。

皮膚科でできるシミ・肝斑の治療方法や薬

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シミの治療方法

シミの治療はレーザーやフォトフェイシャルといった光を使う治療が主流になりました。シミ取りレーザーは色素沈着した部分にレーザーを照射していきます。1回の治療でシミを消すことができるので人気の治療法です。

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フォトフェイシャルはレーザーの同じ波長の光と違い、何種類もの色が集まって柔らかい光となって照射するので1度で色々な肌のトラブルに効くと言われている安全な治療法です。

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肝斑の治療方法

肝斑治療にはレーザートーニングや内服薬トラネキサム酸の併用が効果的です。トラネキサム酸には色素沈着を抑える働きがあり、徐々に色素を薄くしていきます。レーザートーニングはレーザー光を肝斑にあてる治療で、肝斑だけではなくシミや他の肌トラブルも一緒に効果を発揮します。開いた毛穴も整えてくれるのでピンとした明るい肌になります。

また市販薬として「トランシーノ」という商品もあります。内服薬、美白化粧品と数種類あるので、肝斑やシミの程度によって使い分けることをおすすめします。

シミと肝斑を一緒に治療できちゃう!?

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シミと肝斑は原因も治療法も基本異なるものですが、最近では一緒に治療することも可能となってきました。例えばフォトフェイシャルは、先ほども述べたように1度に色々な肌トラブルに効果を発揮するため、シミと肝斑だけでなくくすみや肌荒れ、ニキビも一緒に治療してくれます。

また塗り薬のハイドロキノンも、メラニン色素の生成を抑える働きがあることからシミに効くとされていいて、メラニンの合成酵素阻害薬という強力な力があることから肝斑にも効果を発揮します。ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも言われ海外では古くから使われていましたが、日本でも近年注目の成分となりました。

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これまでシミと肝斑は全く別のもの、別の治療法と考えられがちでしたが、一緒に治療していけるようになったことから、両方に悩んでいた人への選択肢が格段に広がりました。

まとめ

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顔に出来てしまったシミや肝斑はとても気になるものです。メイクで隠しても隠し切れないしちゃんとUVケアをしていたのに、なんて人も多いのではないでしょうか。シミや肝斑に悩んで自信をなくしているのなら、皮膚科や美容クリニックに思い切って相談してみましょう。