2017年1月14日更新

猫背を治す方法は、寝方・座り方・ストレッチにアリ!

一日中スマホやパソコンとにらめっこしている光景は当たり前になった昨今。現代スマホ病として「スマホ首」なども話題になりましたね。ITの普及に連動して猫背人口がどんどん増えていますが、毎日のちょこっとした工夫で猫背を治す方法があるのをご存知ですか?

  1. 目次
  2. いつの間にか猫背!?
  3. 猫背を治す方法は寝方にアリ!タオルを使って
  4. 猫背を治す方法はストレッチにアリ!おすすめグッズ
  5. 猫背を治す方法は座り方にアリ!骨盤を意識して
  6. 簡単な筋トレ、ヨガ、体操で猫背予防

いつの間にか猫背!?

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仕事でパソコンに一日中向き合って、通勤時間にはスマホを見て・・その生活習慣からいつの間にか猫背になっていますよ!

重たい頭を首の筋肉だけで支えようと猫背になっている

パソコンを目前に両腕を前に出した状態を続けると、肩が出て背中が丸くなり、首が前に出て、骨盤が後ろに倒れて腰も曲がってしまいます。スマートフォンを見る時も目が手元を見るため頭が下がり、カラダはそれを支えようと同じ状態になります。

猫背になる原因はやはり前かがみの状態が続くことなのですが、その時カラダは5、6キロはある重たい頭を首とその周りの筋肉だけで支えようとするため背中を丸めます。そうすると背中の周りの筋肉が常に使用中となり、肩もこるし疲れるわけです。

お尻の骨を立てずに座っているといつのまにか猫背になっている

一日中座って仕事をしている場合、お尻の骨で座らずお尻の皮下脂肪をクッションのように使ってしまうと、腰が曲がります。腰が曲がった状態で両手を前に出したり前を向いていると、肩が出て背中も丸まります。曲がった腰と背中の筋肉は常に使用中となり、夕方頃には筋肉が疲労し疲れを感じるわけです。

猫背を治す方法は寝方にアリ!タオルを使って

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猫背は「仰向け」に寝ることでずいぶん解消されます。横向きやうつ伏せは背中を丸めたりゆがめたりした状態をキープするので猫背が治りません。

仰向けで寝る姿勢を保つためにタオルを使いましょう

眠っている時は無意識ですので、いつのまにか仰向け以外の姿勢になることがあります。そうならないために、バスタオルを4つ折りにして、腰に当てて寝ましょう。仰向けを保ったまま眠ることができます。それでも寝返って仰向けを保てない場合は、ひざが少し立つようにひざの下にクッションを入れて寝ると、仰向けが保てます。

枕は首を支えるものにしましょう

頭に枕を合わせると、首が浮いている状態になり、実は首の筋肉は休んでいません。頭だけでなく首もしっかりサポートできる枕を選び、首の周りの筋肉を休ませてあげましょう。自然と首の骨の位置も戻り姿勢が正しくなるため、猫背解消につながります。

猫背を治す方法はストレッチにアリ!おすすめグッズ

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猫背は背中に疲労を与えます。簡単なストレッチをサポートするグッズを使って毎日続けることで、疲労を緩和してください。

ストレッチポール

朝晩とベッドに入った時、ベッドから出る前に、ストレッチポール(円柱型のポール)の上に仰向けに背中を乗せてゴロゴロしましょう。これだけで背中の筋肉や肩甲骨の周りの筋肉がほぐれますし、歪みが整います。

バランスボール

バランスボールは体幹を鍛えると言われているように、日常あまり使わない深層筋を鍛え、バランス感覚や平衡感覚を鍛えます。全身の筋肉を使って感覚が研ぎ澄まされていくので、筋肉が疲労したり低下している猫背にも効果的です。バランスボールの上で仰向けになり、背中を伸ばしましょう。

猫背を治す方法は座り方にアリ!骨盤を意識して

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アナタは座る時にお尻のどのあたりに座っていますか?疲れないし猫背にならない良い座り方は、骨盤の上に乗るイメージで座ることです。

椅子の背もたれによりかかって座ると猫背にならざるを得ない

椅子の背もたれによりかかるときは椅子の浅いところにお尻を置きますから、おしりから背もたれまでの距離は背中を曲げざるを得ません。背中が曲がって猫背のままの状態だと、背中やおなかやお尻、ももの筋肉が全て使用中のままになりますので、筋肉が固まって疲れます。腰痛にもつながるでしょう。

骨盤の上に背骨が乗っていれば疲れない

まずは背もたれに頼らず深く座り、骨盤を立てましょう。お腹を出して背筋を逆に反り返してしまうとそれも筋肉を使うので疲れます。おへそに力を入れてみましょう。実際はおへそではなくおへその少し下の奥に「丹田」という気功が溜まる部分があり、そこに力を入れると、骨盤の上に背骨が乗り、背中にある筋肉は使わなくてすむためいつまでも座っていられるのです。

簡単な筋トレ、ヨガ、体操で猫背予防

猫背を支えるために筋トレで背中の筋肉を鍛えるのは、悪くありませんが根本解決ではなさそうです。そもそも筋肉で頭を支えなくていい姿勢になるのが猫背解消の最終ゴールなのですから。ただ昨今の社会は猫背にどうしてもなりがちな状況でもありますので、筋トレに加え、ヨガやストレッチ、体操を取り入れて、猫背になりがちなカラダを元に戻してあげましょう。