2018年4月24日更新

ドライヤーを正しく使えてる?冷風の意味と使った方が良い効果

入浴後毎日使うドライヤーは温風と冷風機能がついています。ほとんどの方が温風で早く乾かす場合が多いと思いますが、そんなとき冷風の意味や効果にはどんなものがあるか気になりますよね。ドライヤーは冷風と温風交互に乾かすことが大切ですからその理由や使い方を解説します。

  1. 目次
  2. 温風で乾かす人が気になる冷風
  3. 温風と冷風どっちが良いの?
  4. ドライヤーの正しい使い方
  5. ドライヤーを上手に使っていこう!

温風で乾かす人が気になる冷風

入浴後や洗髪した際に必ずと言って良いほど使用するドライヤーは温風で勢い良くかけて乾かすという方が大半でしょう。何となく冷風を短時間かけるという方もいるかもしれませんが、実際の冷風の効果や意味はどういったものがあるのかご存じない方が多いと思います。

確かに温風の方が早く乾きますし、時間がないときにはつい温風のみで水分が抜けきるまで適当に乾かしたくなってしまいます。では次は常時使う温風と冷風の効果の違いについて触れていきましょう。

温風の効果

まず一般的に使用頻度が高い温風の効果は、短時間で髪を乾かすことができることにあります。短い時間で濡れた髪をすぐに乾かすことができ、髪をセットするときにも熱を通して理想の髪型へと導いてくれる機能です。乾かす+髪全体をまとめる効果のある温風はまず先に行うものですよね。

冷風の効果

あまり知られていない冷風機能。冷風機能が髪にもたらす効果には温風で固定した髪を冷風で冷やすことによってその場所に定着させる効果を持ちます。

他にも乾いた髪の仕上げに使うことができ、キューティクルを引き締めて表面につやを与える効果もあります。さらに冷風は温風よりも使う電気が少ないため、電気代の節約にもなります。

温風と冷風どっちが良いの?

ドライヤーに備わっている温風と冷風の機能。温風ばかりを使っている方にとってはむしろ温風機能だけで良いと感じている方もいることでしょう。

しかし、温風のみで髪全体を乾かしてしまうと髪が乾きすぎてしまい、髪のダメージに繋がります。髪を乾かしているとビショビショになって明らかに濡れているところとしっとりと乾き始めてきたところの違いを指や手で感じますよね。

明らかに濡れている部分は温風を使って乾かしても問題ない場合が多いですが、しっとりとしているところは髪に必要な水分がちょうど良く残っている状態です。

ここでしっとりとした感触をまだ濡れていると感じ、さらにドライヤーを当て続けると髪は水分を無くしてパサパサの髪に仕上がってしまいます。そのため、冷風を温風の後にかけて交互に使い分けることが髪にとって健康を保つ乾かし方なのです。

ドライヤーの正しい使い方

交互にドライヤーを使うと言ってもいざ実践してみると難しいものです。髪に触り慣れている方であれば違いも明白に感じられますが、濡れている中でもその違いに気づける方は少ないと言って良いでしょう。

そこで正しいドライヤーの使い方を知ることで普段から正しいドライヤーの当て方ができるようになっていきましょう。

ドライヤーの前には入念なタオルドライを

入浴や洗髪を終えてタオルでガシカジと大雑把に拭いていざドライヤーへ…この手順でドライヤーの工程に移る方が多いですが、髪を乾かすときに重要なのはまずタオルドライです。

髪が濡れている範囲が多かったり、含んでいる水分量が多いといくら温風で勢いよく乾かすと言っても時間がかかったり、消費電力もかかってしまいます。タオルドライをしっかりとしておけばその後の乾かす時間を短縮できるのでしっかりと水分を取っておきましょう。

タオルドライのやり方は全体の水分をタオルで大きい動きでふき取り、長い部分などは両方の手でタオルの上からパンパンと空気を入れるように軽く叩いて水分を取り除いていきます。

しっかりとタオルドライが完了したら髪のダメージの具合によって洗い流さないトリートメントなどで温風のダメージを少なくしていきましょう。

交互に使い分ける

ドライヤーを当てるときは手早く乾かそうと髪に近い距離で一気に乾かす方もいます。しかし、温風は思いのほか強力な熱が髪に当たっているため、髪から最低でも10cm以上は離して当てるようにしましょう。

温風で髪を全体的に乾かしていくときは髪の表面ではなく、髪の内部を乾かすイメージで行います。手で一部分の髪を取り、その間に熱が通るようにしていきましょう。全体的にこの手順を行い、髪全体がしっとりとして乾いてきたらいよいよ冷風を当てていきます。

覚えておいて欲しいのは、温風は乾かすときの8割、残りの水分は冷風で乾かすということです。根元の髪がしっかりと乾いたら冷風に切り替えて髪全体に当てていき、手で触ったときに水気がつかない程度まで乾いたらドライヤーは完了です。

ちなみに温風時に髪の根元をしっかりと乾かさないと雑菌やダニなどが頭皮の中で繁殖する恐れがあるため、髪の根元には温風をしっかりと当てて完璧に乾かしましょう。

ドライヤーを上手に使っていこう!

日頃から何気なくかけているドライヤーは実はとても大切な行為です。頭皮は髪で見えない分、雑菌の繁殖が分かりにくい箇所でもあります。

ドライヤー一つで嫌なトラブルが発生することも考えられるため、しっかりと毎日のドライヤーをかけることが健やかな髪と頭皮を守る上では必須なのです。冷風にもきちんと意味がありますので、交互に使い分けていつまでも健康な髪を守っていってくださいね。