2017年12月5日更新

ヒートショックプロテイン入浴法の驚くべき効果って?

美容に良い半身浴だけど、時間がかかるのが玉に瑕。そこでいま注目なのが、美肌や免疫力アップなど、美容・健康効果の高いヒートショックプロテイン入浴法!でも、トピーの人もできる入浴法なのでしょうか?入浴の他にも洗顔や化粧品でヒートショックプロテインの量を増やせるという情報も・・最新情報を調べてみました。

  1. 目次
  2. ヒートショックプロテインとは?
  3. ヒートショックプロテインの効果とは?
  4. 入浴法を変えるだけでいいの?
  5. 洗顔や化粧品でもヒートショックプロテインを増やせる
  6. ヒートショックプロテインは効率良く増やそう!

ヒートショックプロテインとは?

ヒートショックプロテインは名前の中にプロテインが入っているため、あの筋肉を増やすドリンクの王様、プロテインをイメージしますが、ヒートショックプロテインは傷ついた細胞を修復してくれる働きのあるタンパク質のことを指します。

細胞を修復してあらゆる面から健康に

ヒートショックプロテインは私たちの体の中にも存在するものです。しかし、年齢を重ねる度にヒートショックプロテインの数は減少していくため、皮膚にできた切り傷や体調不良が中々改善を見せないのもこの成分が減少していることと関係してきます。

細胞を修復すると言ってもあまりピンとこない方も多いかもしれませんが、細胞内の傷を修復してくれるということは、体にとって様々な弊害から身を守ってくれるのです。

ストレス防御たんぱく

ヒートショックプロテインは他の呼び方では「ストレス制御たんぱく」と言われています。ストレスは現代社会と切っても切り離せないほど身近なもののため、ヒートショックプロテインを体内で増やした方が良いということです。

年々減少していくヒートショックプロテインは、自ら増やすこともできますが、やり方が紫外線や激しい運動、加圧、低酸素と専門の道具などがなければ実行できそうなものは少ないでしょう。しかし、ヒートショックプロテインは「熱ストレス」で増加することができるので、日頃の入浴法を変えていけば実行できるとされています。

ヒートショックプロテインの効果とは?

入浴法を変えて行っていくヒートショックプロテインは想像しても具体的なイメージが湧きづらいですよね。毎日入るお風呂場でできるのであればすぐに行動に移せそうなところも魅力です。内容を知っていく前にまずはヒートショックプロテインがもたらす効果について触れていきましょう。

自己回復力+免疫力アップ

ヒートショックプロテインの効果には、細胞の修復が行われることによって体の自己回復力をアップさせることが可能です。自分で回復する力はもともと人が持つものですが、ヒートショックプロテインの数が減少すると免疫も下がり、回復力も低下してしまいます。

そんな時に数を増やして免疫力が上がれば、風邪や病気に負けにくい体作りができることはもちろん、代謝のアップにもなるので美肌にしてくれたりと、健康を第一にしながら美に近づけていってくれるのです。

痩せやすい体を作る

若い頃は代謝も良く、ダイエットするとすぐに結果が表れていた方も多いでしょう。しかし、生活習慣によっては20歳半ば辺りに差し掛かるとダイエットをしても中々効果が実感できない体に驚いてしまいます。ヒートショックプロテインは上記で触れた通り、代謝のアップや免疫力のアップを計る働きがあるため、数が減少するとやはり痩せにくい体に繋がります。

ヒートショックプロテインは長期的なダイエットを試みても体重が減らない方にもおすすめで、細胞だけではなく筋肉や器官に存在する細胞も修復してくれるため、基礎代謝そのものがアップして痩せやすい体にしてくれる効果を持ちます。

また、ヒートショックプロテインは疲労を感じる物質の乳酸の生成を遅らせる効果も持っているため、疲れを感じにくく、尚且つ疲労を感じてもすぐに抜けていくため、運動を習慣にしている方にも相性が良いと言えるでしょう。

入浴法を変えるだけでいいの?

ヒートショックプロテインがもたらす効果を確認したところで次は肝心の入浴法について見ていきましょう。他の入浴法よりも割く時間や労力が少ないため、飽き性の方でも続けていける方法になるかもしれません。

事前準備はしっかりと

ヒートショックプロテインの基本は体を温めることにあり、体温を38℃まで上げる必要があります。ヒートショックプロテインを増やしていく前に、まず下準備として自身の平熱を把握しておきましょう。やり方としては入浴中に舌下用体温計を用いて熱を測るため、実践する前に同様の舌下用体温計で平熱を知っておきます。

一般的に多い平熱は36℃程度ですが、中には冷えを感じやすい方で35℃程度の低い平熱の方もいます。体温が低めの方がいきなり38℃にまで熱を上昇させると体調不良の原因となることもあるため、その場合は平熱から1.5℃上昇する程度にまで抑えておきましょう。

体温が高くなる入浴法であるため、お湯の温度も高めです。普段よりもかく汗が多くなることが予測されるので、お風呂場にはペットボトルに飲み物を入れてこまめに飲み、脱水にならないようにします。

ヒートショックプロテインをいざ実践!

ヒートショックプロテインを増やす方法は、浸かるお湯の温度を40~42℃にします。冬場は暖かいと感じますが、夏場は熱いと感じるかもしれません。お湯の温度を設定したら体を浸け、浴槽のフタなどを使って顔から下意外の箇所を温めていき、お湯の温度が下がった場合は追加でお湯を入れるか追い炊き機能を使うなどしてなるべく40~42℃を保ち続けるようにします。

浸かるお湯の温度で入浴時間が若干異なりますが、40℃であれば15~20分を目安とし、41℃であれば10~15分、42℃であれば8~10分を目安にしていきましょう。しかし、目安だからと言ってきっちり守らなければいけないということではありません。体調や季節によっても変動があるため、体調が悪くなるのを感じたら中止し、目標として自身の体温を38℃にしていきましょう。

そして入浴中はどれくらいの体温になったか知るために舌下用体温計を使います。湯船に浸かっている時に計る方法が正しく、体温が38℃以上になるとヒートショックプロテインが増加すると言われているため、38℃は維持しておきたいところです。

アトピー肌のヒートショックプロテイン入浴法

アトピーを持っている方は高温のお湯だとお肌にダメージを与えてしまう可能性があるので、無理をせず体と相談しながら39℃程度の低めのお湯で30分ほど浸かってもヒートショックプロテインの効果を得ることができるでしょう。

洗顔や化粧品でもヒートショックプロテインを増やせる

実はヒートショックプロテインを増やせる方法には他のものもあります。怪我や病気、何らかの事情で入浴できないといった状況もあるかと思いますので、そんな時に試すと良い方法の一つになります。

42℃のお湯で洗顔する

ヒートショックプロテインを洗顔で増やす場合は、入浴時と同様に42℃程度の熱めの温度に設定します。このヒートショックプロテイン洗顔を試す前に冷水で洗顔しておくと肌にとってストレスが増えるため、ヒートショックプロテインが生産されやすくなります。

やり方は至って簡単で、42℃のお湯に5分間浸けていれば良いだけです。しかし、入浴のように顔だけをお湯に入れ続けることは大変なため、2分間は洗顔でお湯を顔に当て、残りの3分間は42℃まで温めたタオルなどを乗せていく方法と併用するのがおすすめです。

しかし、洗顔で行うヒートショックプロテインは基本的に高温と感じるお湯に当たるため、乾燥を感じやすくなる点があります。ヒートショックプロテインを増やした後は保湿を忘れないようにしましょう。

化粧品でも増加

入浴法や洗顔法は大変‥と感じる方は、ヒートショックプロテインが増やせる化粧品があるため、そちらを使ってみるのも良いでしょう。ヒートショックプロテインの種類には数多くのものがありますが、HSP(ヒートショックプロテイン)47という成分は肌と密接な関係があり、コラーゲンと融合して正しい形にし、良質なコラーゲンにしてくれる働きがあります。

特にエイジングケア化粧品の成分にはヒートショックプロテインが増えるものもあります。知名度は比較的高いと感じますが、「ナールスゲン」という化粧品で、HSP(ヒートショックプロテイン)47を約1.3倍も増加させてくれるのです。

ヒートショックプロテインは効率良く増やそう!

年と共に減少し、生産するのも難しいヒートショックプロテインですが、追及していくと意外にも簡単に増やせることが分かりました。熱ストレスを感じて生産が始められるもののため、入浴法や時には洗顔などとも併せて試してみると思った以上の効果が得られるかもしれませんね。

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