2017年4月3日更新

スピルリナの副作用が怖い‥便秘や腎臓病の方は注意!

スピルリナは普段私たちが口にしている食品よりも遥かに栄養価値が高いスーパーフードです。スピルリナを既に試して便秘がちになり、ふと副作用が心配になった方もいるのではないでしょうか?本ページではスピルリナの効果と副作用、そして腎臓に疾患がある方へのご注意なども交えてご説明していきます。

  1. 目次
  2. 5大栄養素を含むスピルリナ
  3. スピルリナから得られる効果
  4. スピルリナの副作用は?
  5. スピルリナを使用できない方
  6. スピルリナは正しく使用すれば怖くない

5大栄養素を含むスピルリナ

スピルリナとは、形がらせん状をした0.3~0.5ミリほどの藻のことを指します。現在ではその高い栄養価値が賞賛され、セレブの間で愛飲されていたり、アメリカで優れた栄養価値があると正式に認められました。

また、スピルリナの驚くべき点にはタンパク質の量にあり、豊富なタンパク質を含んだスピルリナはどんな食品にも引けを取らない食品として、健康補助食品としても多くの方に使用されています。

具体的な栄養素の数々

人体に良い栄養とされるものには、5大栄養素というものがあり、それぞれタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルとされています。この体に必要不可欠な5大栄養素がスピルリナに含まれているため、健康を志す方には必見とも言えるべき食品です。

さらに、食物繊維や、糖質なども含まれており、豊富な栄養素があるにも関わらず、消化吸収に非常に優れています。
また、スピルリナを摂取すると、その2時間後には90%も消化済みということは驚きの点です。

乱れた生活習慣から守る

スピルリナには、生活習慣で乱れた体を健康な状態に戻す役割があります。人体は本来、アルカリ性でできているのですが、偏食や暴飲暴食、そして不健康な生活を送っていると体に不調をきたす酸性へと変化してしまいます。

スピルリナが体を健康な状態に戻してくれるわけには、摂取することで体内が酸性の状態からアルカリ性に戻る働きで、元気で健康な状態にしてくれる効果が期待できるのです。

スピルリナから得られる効果

安価で大量に生産することができるスピルリナはコスト面から見ても優秀であり、豊富な栄養素が惜しみなく含まれている点は、私たちの体にあらゆる面で良い効果をプラスしてくれるスーパーフードなのです。

γリノレン酸

栄養がたくさん含まれるスピルリナには、肥満の予防をしたり、アレルギー症状の緩和をするγリノレン酸が含まれています。γリノレン酸はオメガ6系脂肪酸であるため、血液内のコレステロール低下にも役立ちます。食生活が乱れがちな方は体内環境の変化で太りやすくなることもあるので、γリノレン酸はその予防や対策に繋がります。

貧血の改善

女性は月経なども関係し、貧血気味の方も多いですよね。貧血には鉄分が有効という情報は知られていますが、スピルリナには鉄分の他にも、クロロフィル(葉緑素)や、ビタミンB12が含まれているため、貧血の改善に効果を期待できます。

クロロフィルは血液の糧となり、ビタミンB12は赤血球が作られるのを助ける働きがあるため、悪性貧血を防止してくれます。

スピルリナの副作用は?

スピルリナは健康食品の中でも副作用のリスクが比較的低いものですが、どんな食品にもアレルギーがあるように、スピルリナが誰にも副作用を現さないということではありません。

ごく稀にですが、口にした方の中には体の異常が出てしまう場合もあるので、当てはまる症状が出た場合は使用を中止し、医師に診てもらうことも大切です。

副作用1:光過敏症

スピルリナを使用している際、光過敏症の症状が出現し、皮膚に光が当たるとヤケドや炎症を引き起こす可能性があります。この症状は、副作用の中でも重篤なものであり、人によっては悪化を招き、重症になる危険もあるので、一刻も早く使用を中止して医師の診察が必要になります。

副作用2:便秘

使用していくうちに、便秘がちになり、腹痛を感じる場合も副作用の1つです。スピルリナを使用して便秘気味になる理由ですが、タンパク質が豊富で、腸に負担をかけることで機能が正常に行われなくなり、便秘のような感覚になる方もいます。便が硬くなり出したら、普段より水分の量を増やすことで便秘の症状が緩和される場合があります。

副作用3:風邪に似た症状

また、熱っぽい感覚や、フラフラするといったことも副作用の症状で、風邪に似た体の不調が出る方もいます。スピルリナはエネルギーが一時的に増すので、その反動からこういった症状が現れるのです。重い副作用ではなければ様子を見て、使用量を減らすなどの対策を取った方が良いでしょう。

スピルリナを使用できない方

重篤な副作用も稀にありますが、体の状態によってはスピルリナを使用できない方がいます。知らずに使用してしまうと副作用が現れやすくなったり、症状が重症化する可能性もあるので、項目に当てはまらないかしっかりと確認していきましょう。

腎臓病や副甲状腺機能障害の方

副作用の症状が現れる方は、腎臓病や肝臓病、副甲状腺機能障害を患っている方に発生する場合が多いため、これらの疾患を持っている方は使用することができません。

健康な方と持病を持っている方を比較すると、持病を持っている方が副作用のリスクを上昇させる危険があるので、安易に使用しないようにしましょう。

高熱があり体調が優れない方

熱が高かったり、頭痛がしたりといった体の状態でもスピルリナの使用はできません。持病も避けた方が良いですが、もともとが健康であっても、不調を感じる場合には体全体の機能が下がっている現状です。体が弱っていると副作用が発生しやすくなる可能性があるので、使用は避けるようにしましょう。

スピルリナは正しく使用すれば怖くない

稀に重症に繋がる副作用が出る場合もありますが、それはどんな食品にもアレルギーがあるのと同様です。合う合わないはどうしても出てくるのが自然なので、自分に合っているか、そして使用可能か、といった点はよく確認してから使ってくださいね。

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