2017年3月14日更新

セラミドを多く含む食品って?含有量や保湿効果を知って乾燥肌対策!

乾燥肌対策に必要不可欠であるセラミドは、食材で摂取できることをご存じですか?経口摂取できる他、化粧品としても使われるこの成分は含有量をチェックすることが大切です。本ページでは効果やセラミドを多く含む食品、そして反対にセラミドを減少させる食品について触れていきます。

  1. 目次
  2. そもそもセラミドとは?
  3. セラミドを多く含む食品
  4. 反対にセラミドの量を減少させてしまう食品
  5. セラミドが含まれる化粧品で注意したいこと
  6. おわりに

そもそもセラミドとは?

セラミドは人の肌をはじめ、動物の脳や脊髄、植物である米や小麦にも含まれている成分で、肌の一番上にある角質層内で作られています。このセラミドという成分は、保湿効果を謳った化粧品でもお馴染みですよね。スキンケア用品に使われているだけあって、その役割は皮膚のバリア機能を果たし、水分量を保護する重要な役割を担っています。

口から摂取しても保湿効果はあるの?

セラミドが含まれている食品を口にすることで、腸の中で成分が吸収されていきます。その後、スフィンゴシンや糖、脂肪酸に分解されることによって、スフィンゴシンという成分が潤いを司る角質層にアプローチし、セラミドが作られる働きを促進することで肌の保湿効果が期待できるのです。

1日に必要なセラミドの目安は?

人体に1日の内必要なセラミドの量は、600μgになります。ただ、食品は時間が経てば消化され、吸収されていくものですから、そういったことを考慮するとさらにたくさんの量を摂取することは必須となるでしょう。

セラミドを多く含む食品

足りない肌の水分量をカバーしてくれる食品は嬉しいですよね。食事は毎日行うものですが、限られた時間やお腹の空き具合を考えるならば、効率良く口にしていきたいものです。

黒色食品はセラミドの宝庫

セラミドを多く含む食品は、コーヒーや紅茶などの飲み物に初め、ひじきやわかめ、蕎麦や小豆、黒豆に多く含まれています。普段口にしているものが多い方は知らず知らずの間にセラミドの生成を助ける食品を口にしていたのかもしれませんね。

こんにゃく芋は最強

セラミドが豊富に含まれている食品は黒色の食品であったり、他にも、牛乳や米ぬか、小麦などにも含まれますが、こんにゃく芋は米や小麦と比較してみると7~16倍のより豊富なセラミドが含まれている最強フードなのです。

反対にセラミドの量を減少させてしまう食品

もちもち肌を保つためには、できればセラミドを減少させてしまう食品は口にしたくないですよね。ですが、健康や美容ブームが広がっていく中、それがアダとなり、思わぬ肌トラブルの原因を作る可能性もあるのです。

必須脂肪酸(リノール酸)に注意!

必須脂肪酸であるリノール酸は、人体に必要な成分だと言えます。この成分は、血液内のコレステロールを減少させたり、皮膚でセラミドが作られる手助けをしてくれます。しかし、リノール酸を大量に摂取してしまうと、アラキドン酸という成分が細胞を占拠、結果、乾燥肌になってしまったり、動脈硬化や、アトピー性皮膚炎を引き起こす原因となる場合もあります。

リノール酸が多量に入っている食品

ではそんなリノール酸が多量に含まれる食品とは何があるのでしょうか?それは、健康や美容マニアが愛用するグレープシードオイルや、ベニバナ油、ひまわり油などに含まれています。また、リノール酸を多く含むオイルで揚げ物調理をすると思わぬ他、過剰にリノール酸を摂取してしまう結果となりますので、避けた方が良いでしょう。
さらに、マーガリンやサラダにかけるドレッシング、インスタント食品にもリノール酸が含まれていますので、摂取量を考えてから口にするようにしましょう。

セラミドが含まれる化粧品で注意したいこと

食品だけでなく、化粧品としても世に出回っているセラミドは配合されている含有量をチェックする必要があります。原液100%で使用しても浸透効果はなく、他の美容液などと併用して使うことで肌に浸透する作用がありますから、含有量の確認は忘れないようにしましょう。

セラミドはもともと高価

現在、これだけさまざまな美容グッズに使用されているセラミドは、実は非常に高価なものなのです。それゆえ、化粧品に含まれるセラミドの含有量がたくさん配合されている場合、販売価格は高額になることも。
また、セラミドは水や美容液などのものと併用しなければ皮膚に浸透する力はありません。そのため、希釈されている量がどれほどなのか不明な場合があります。

セラミド含有量は多ければ多いほどGood!

高価なセラミドは、実は多量な量でないとなかなか効果を実感できない点があります。そのため、肌のためにはできるだけ多くのセラミドが含まれる化粧品を選びたいところですが、上記した通り、セラミドの本来含まれる量がハッキリしない場合があります。パッケージではたくさん含まれているように見えていても、実は微々たる量しか入っていない、という商品もありますので、謳い文句だけ見て判断することは避けましょう。

おわりに

セラミドを多く含む食品は身近にある存在のものばかりですね。ただ、過剰に摂取するとアトピーや乾燥を招くリノール酸との扱いは注意が必要です。セラミドが配合されている含有量にも注意が必要ですから、良く確認して選択していきたいですね。

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