2017年1月4日更新

血液クレンジングとは?知っておくべき効果や副作用、危険性

血液クレンジングは50年以上前からヨーロッパで行われてきて、日本には2000年を超えてから入ってきました。健康増進目的やアンチエイジング、糖尿病や線維筋痛症などの病気に医学的な効果を発揮している血液クレンジングとは一体どんなものか、その実態をのぞいてみましょう。

  1. 目次
  2. 血液クレンジングとは?
  3. 血液クレンジングはどうやって実施するの?
  4. 病気も治る!?血液クレンジングの効果とは
  5. 血液クレンジングの副作用や危険性は?体内へのリスクは?
  6. 血液クレンジングと頻度

血液クレンジングとは?

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血液クレンジングとは一体どういうものなの?失敗の確率は?料金は?さまざまな不安要素を1つずつ確認していきましょう。

大量自家血オゾン療法

オゾンガスを用いて治療を行う総称としてオゾン療法と呼び、そのうちの血液クレンジングは大量自家血オゾン療法に分類されます。採血した100cc~200ccの血液にオゾンガスを混合させて血液がオゾン化させ、この血液を体内に戻す治療法です。

欧州では50年以上前から治療として行っています

ドイツやイタリア、イギリスではオゾンの研究が盛んで、50年以上前から治療法として活躍しています。イギリスのエリザベス女王の母は晩年オゾン療法を受け、大病を患うことなく101歳まで長生きしたことは記憶に新しいですね。

日本の医療はどちらかというとアメリカに依存しているところがあり、アメリカではオゾン療法で手法を間違い医療事故が起きたことから研究が進んでおらず、日本への導入も遅くなったようです。いまでは医療機関のみならず美容クリニックでも血液クレンジングを行っているところがあるほど日本にも浸透してきています。

血液クレンジングはどうやって実施するの?

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クレンジングとは洗うことですので、血液を一体どうやって洗うのか、気になります。

注射による点滴です

まずは血液を100cc~200cc採血します。次に採血した血液にオゾンガスを混合します。最後に点滴によってオゾンと結合した血液を体内に戻します。

点滴を行いますので30分ほど時間はかかりますが、たったこれだけです。採血や点滴は、注射としての痛みを伴う範囲ですので、特別痛みが発生することもありません。

自身の血液をオゾン化して体内に戻します

自身の血液をいったん取り出して、オゾンガスと混ぜてオゾン化した血液をまた体内に戻す、これで一体なにがどうなるのか不思議ですよね。

実はオゾンガスは血液と混合させると反応して、活性酸素種と過酸化脂質代謝物を発生させます。活性酸素種が赤血球・白血球・血小板に働き、血液の中にある酸素の運搬機能が活性化され改善し、カラダの隅々まで血液に乗った酸素を送り込むことができるようになり、血液をサラサラにする効果も引き出します。
※参考:http://jsom.jp/cleansing.htm

もうお分かりですね。血液がこれまでと違ってテキパキ働いてくれるため、新陳代謝が劇的に良くなり、元気になるというわけなのです。

病気も治る!?血液クレンジングの効果とは

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アンチエイジングだけでなく、糖尿病や整形領域に及んで痛みが取れたり症状が劇的に軽減したりするそうです。高い効果が期待できそうです。

新陳代謝が非常によくなります

血液の流れが良くなりますので、これまで冷え性だった方や、肩こりやむくみが取れない方の症状が解消されます。新陳代謝が良くなりますので手足まで暖かくなるでしょう。疲労も回復されますので、いつもよりずっとカラダの調子がよい状態になります。

病気が引き起こすカラダの痛みやつらさを取り除いてくれます

肩こりや腰痛がひどく慢性的に痛みを伴っているかたでも、肩こりがほぼ無くなったり、腰痛や頭痛も治まったりと、カラダの隅々まで酸素が行きわたることで抹消循環も改善されます。

そのほかにも免疫機能がアップしたり細胞まで活性化するため風邪をひきにくくなったり、抗酸化力が高まりますのでアンチエイジングとしても使用されています。

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血液クレンジングの副作用や危険性は?体内へのリスクは?

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血液を採血することや、点滴を打つことで体内にオゾン化した血液を戻すこと自体は危険は無いと考えられますが、オゾンガスと血液を混合させたものが体内に戻ることに副作用やリスクなどの危険性は無いのでしょうか?

副作用は基本的にはありません

正規の医療機関で正しい手法にて実施すれば、副作用はまずありません。
とはいえ血液クレンジングを実施してはいけない症状はいくつかありますので、持病などは事前に必ず医師に申告しましょう。

高濃度のオゾンを大量に直接摂取しない限り、身体への影響は心配ないです

オゾンはヒトに有毒だという認識は正しいのですが、オゾンが有毒である場合は、大量に濃度の高いオゾンを直接体内に取り込んだ時のみです。

オゾン療法はオゾンガスを血液と混合させた時点でオゾンと血液は反応し違う物質になりますので、体内に血液を戻す時にはオゾンという物質はどこにもない状態になっています。
正しい手法にて実施する限り治療用のオゾンを吸い込むことはあり得ません。

血液クレンジングの料金と頻度

ヨーロッパではがんの再発予防にも採用されている血液クレンジング。料金は1回20,000円から30,000円します。さらに1度や2度で治療が終了するのではなく、継続的に血液クレンジングを行うことで効果は続くそうです。

ヨーロッパと違って日本ではまだ健康保険が適用されないのは残念ですね。