2017年10月25日更新
30~40代の白髪染め、美容院のベスト頻度は?
性別に関わりなく30代になると平均して白髪が出てくるようです。それが40代50代と年齢を重ねるごとに白髪はどんどん増えていき、そのまま放置すると年齢よりも老けて見えてしまう原因に。せっかく美容院で白髪染めしても根本からどんどん白くなっていくため、いたちごっこに。髪の毛と頭皮を傷めない、白髪染めの頻度はどれくらいがベストなのでしょう?
白髪染めで白髪が染まるのはなぜ?
最近で最もポピュラーなのは、ヘアカラータイプの白髪染めですね。こちらは、1剤と2剤にわかれているのを、使用する時に混ぜ合わせて白髪染めしていきます。
1剤の役目
1剤は、酸化染料とアルカリ染料の二種類からできています。酸化染料というのは、白髪を染めるための元となる色を含んでいます。アルカリ染料は、髪の毛のキューティクルを開くためのものです。
髪の毛の表面にだけ色をつけてしまうと、色は馴染みにくいですし、シャンプーなどの洗髪ですぐに落ちてしまいますよね。そのため、キューティクルをわざわざ開いて、髪の毛の内部まで色が届くようにするのです。
2剤の役目
2剤は、1剤で使った色が髪の毛に発色を良くさせるための働きをします。1剤のアルカリ染料に含まれているアンモニアによって分解され、酵素を発生させます。この酵素によって発色が良くなるという仕組みです。
ヘアカラータイプの白髪染めだと、キューティクルを開いて内側から白髪染めしてくれるため、半永久的に染まったままの状態が続くと言われています。
白髪染めの影響
頭皮と髪の毛へのダメージ
ヘアカラータイプの白髪染めを使用すると、無理やりキューティクルを開くことになります。一度開いたキューティクルは簡単には閉じてくれません。キューティクルが開いた状態のままでいると、髪の毛の内部にあるタンパク質などの栄養素が外に流れ出てしまい、髪の毛全体がパサついた状態になります。
また、ヘアカラータイプの白髪染めを使用する時、活性酸素が発生します。活性酸素は老化を進める原因となる成分です。それが髪の毛や頭皮につくことによって、それぞれの老化を早めます。
髪の毛や頭皮の老化が進むことで、白髪が増えてしまったり、抜け毛が増えることによる薄毛などのトラブルが発生してしまうのです。若い女性でもなりうることで、ヘアカラーを過度に使用するとそれらの老化現象を早めます。
理想の白髪染め頻度
リタッチの白髪染めで、ダメージを抑えながらお好みの頻度で
部分染めのことをリタッチといいます。髪の毛は、個人差もありますがだいたい1ヶ月に1センチ程度伸びてきます。そのため、ヘアカラーを使用して白髪染めしても、1ヶ月もすれば根元から白髪が目立ってきてしまいます。
しかし、1ヶ月ごとに白髪染めしていたのでは、髪の毛と頭皮へのダメージは計り知れません。キューティクルも戻りきっていないうちにまた無理やり開くこととなってしまいます。
だいたい2ヶ月以上経ってから再度白髪染めするのがベストですが、どうしても我慢出来ない時はリタッチをお勧めします。美容院のリタッチであれば、部分的に白くなった箇所のみを染めるので、髪の毛全体を染めてしまうよりもダメージは少なくて済みます。ただし、リタッチをするのであっても、最低1ヶ月は開けてください。
トリートメントタイプの白髪染めを使用
その名の通り、シャンプー時にトリートメントのように髪の毛になじませた後、しばらくしてから洗い流すというのが、トリートメントタイプの白髪染めです。
トリートメントタイプだと、髪の毛の表面にのみ色を載せてくれるので、キューティクルを開くといった行程が省かれます。そのため、ヘアカラータイプよりも髪の毛と頭皮に優しいのです。
また、美髪効果をもっているため、いたんだ髪の毛を綺麗にしてくれます。トリートメントであることから、敏感肌でヘアカラータイプを使用出来なかった人でも安心して使用することができます。
自宅VS美容院どっちで染める?
ヘアカラー成分は同じ
美容院で使用しているヘアカラーの成分と、販売されているヘアカラーの成分はほぼ同じです。最近では、オーガニックなものを取り入れている美容院も増えています。
美容院であればムラなく上手に染めてはもらえますが、金額が高いです。美容院にもよりますが、約5000円前後はかかってしまいます。
自宅であれば、販売されているヘアカラーを購入するだけなので、コスパは抜群です。
芸能人の白髪染め事情
芸能人は30代、40代、50代いくつになろうと、髪の毛が綺麗ですよね。年齢的に白髪が多くてもおかしくない、白髪染めをしているならなおさら髪質が傷んでいるはず。
それなのに、芸能人の髪の毛は艶やかでとても綺麗です。もちろん芸能人も白髪染めをしています。人間ですから、老いにかなうことはありません。しかし、彼らはしっかりと時間とお金をかけて髪の毛のケアをしているのです。
普通であればそれほど、時間やお金をかけるのは難しいですよね。逆転の発想で、真っ白な髪の毛というのも、今では人気のようですよ。どうしても白髪染めがうまくいかない、すぐに傷んでしまうという方は、選択肢として考えてもいいかもしれませんね。
まとめ
30代40代50代は髪の毛も痛みやすく、白髪が目立つお年頃です。美しくいたいがために、頻繁に白髪染めをするのはおすすめできません。
美のためならば、できる限り時間を惜しまず自己投資してみましょう。おすすめはリタッチです。髪の毛全体を何度も白髪染めするより、部分的に行うことでダメージを和らげます。
理想の頻度で、ベストな白髪染めを!
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