2017年7月28日更新
【朝から甘いものダイエット】の嘘とホント!鍵は血糖値にアリ
夜グッと我慢した甘いものを朝から贅沢に食べる‥なんて女性も多いことでしょう。しかし、朝から甘いものを口にしても本当に問題はないのでしょうか?ダイエットと切り離せない血糖値の情報も交えてご紹介していきます。
朝から甘いもの食べても大丈夫?
夜の食べたら太る魔の時間帯の誘惑に勝ち、朝起きたら心ゆくまで甘いものを食べようと試みる方も多いことでしょう。クリームたっぷりのショートケーキやタルトケーキ‥可愛い見た目の甘いスイーツやお菓子は女性にとっての贅沢おしゃれ朝食でテンションも一気に上がります。
起きてすぐの甘い朝食は危険
食べたらそのままカロリーをダイレクトに吸収する夜~真夜中の時間帯を避ければ甘いものを食べても大丈夫だと認識している方が多いでしょう。しかし、甘いものはカロリーも相当あり、真夜中に食べるよりも太る危険性があるのです。
太るカギを握るのは「血糖値」
そんなおしゃれ朝食で太るカギとなるものは、「血糖値」です。高血圧の方などが健康のために気にするものと考えがちなフレーズですが、実はこの血糖値を気にすることこそがダイエットを成功させ、痩せるための道に繋げる方法となるのです。
甘いものを朝に食べると血糖値が上がる
朝の時間帯は一日の中でも多くカロリーを摂取し、そのまま夜にかけて消費してくれるだろうと感じている方が非常に多いですが、重要なのは時間帯よりも血糖値の変動を見ることにダイエットを成功させる秘密があったのです。
夕食から朝食までの時間
ではなぜ朝から甘いものを食べると太るのかいうと、前日の夕食から朝食までの時間には6時間以上もの時間が空いているからです。夕食の時間が早い方では4時~5時の間に摂る場合もありますよね。そこから朝食時間が遅めである想定をすれば多い方では10時間以上もの時間が空いていることになります。
完全な空腹タイムに甘いものを摂取すると‥
朝起きた状態は前日の夜遅い時間まで何か口にしていなければ空腹を感じるでしょう。そんな低血糖状態のお腹に砂糖がたっぷり含まれた甘いものを入れてしまうと低血糖で体は餓死状態から一気に急上昇してしまうのです。
血糖値は一気に上昇することによって、体内でインスリンという物質が発動、そして血糖値を下げようとするのですが、この時体のエネルギーに変換されなかったものは全て脂肪として体の至る場所に蓄積してしまいます。その結果、時間帯を気にしていたのにも関わらず太ってしまい、脂肪が付きやすい厄介な体質となってしまうのです。
血糖値の急上昇は空腹感を感じる
血糖値の上昇がいかにダイエットの天敵となるかがお分かりになったかと感じますが、血糖値の急上昇は体に脂肪を付きやすくするだけではありません。ダイエット中の辛い状態を引き起こす原因にもなりますので、体の中でどういったことが起きているのかも併せて見ていきましょう。
上昇後は急速に下降
血糖値を朝から一気に上げてしまうと、その後下がっていくのも同様に急速になります。朝から甘いものを食べて活動している最中に早い時間帯から空腹を感じたことは経験したことがある方も多いはず。
血糖値が一気に下がると体内では再度低血糖になり、空腹を感じやすくなります。お腹がすいたら誰でもちょっと何かをつまみたくなることは自然ですから、低血糖時にカロリーの低めなものを選んで口にしても結果的にその日一日の摂取カロリーは朝から甘いものを食べていない時とでは多くなってしまうでしょう。
空腹は血糖値の低下で引き起こされる
ダイエット中には辛い空腹感ですが、私たちが普段感じている空腹感は食べたものが消化され、胃の中が空っぽになったからという訳ではありません。空腹感を覚える原因は血糖値の減少にありますので、減少した瞬間に脳が空腹だという信号を送っているのです。
また、朝起きた時の体は活動するためにエネルギーを欲している状態にありますから、変換しやすい糖質を求めるようになります。目の前に我慢していたお菓子やケーキなどの甘いものがあればつい口にしたくなりますよね。
しかし、朝から甘いものは体に不要な脂肪を付ける要因です。食欲がなく、食事が入りそうになかったら糖質抜群の甘いものより温かいお湯を飲んでいる方が胃の負担も少なくできます。
悪いことばかりじゃない朝から甘いものの効果
甘いものの摂取はダイエットを考える方たちからしてみれば「悪」そのものです。しかし、きちんと食事内容や甘いものの摂り方を調整していけばダイエットを成功させ、その後もストレスを少なくしながら痩せることも実現できるのです。
大切なことは食事内容の意識変更
甘いものはダイエット中に適度に摂取すればストレスを軽減させ、さらにダイエットを成功させるためのコツとなります。上手に取り入れていくことが必要なのですが、もし朝食に甘いものを取り入れたいのであれば、タンパク質やビタミンの多い食事内容を心掛け、食事を終えた後に甘いものを少量食べるようにしましょう。
朝一番でなければ体内の血糖値もある程度なだらかな状態になっています。食べ順ダイエットがあったように、初めは血糖値の急上昇を抑えられる野菜や汁物から食べ、その後にタンパク質を摂取、そして炭水化物を食べ、最後に甘いものをデザートにすればお腹が満たされた状態のため、真っ先に食べるよりも量が少なく済みます。
しかし、食事内容を見直し、甘いものを減らしたからと言っても一日の目安とされている摂取カロリーを超えての食事はしないようにしましょう。女性は1400キロカロリー以内が一日の目安ですので、カロリー摂取量を超えないことと主食を甘いものにしないことも大切です。
食欲刺激モルモン分泌の減少
朝から栄養素がしっかりとした食事内容を摂り、甘いものを食べると胃から分泌される食欲刺激ホルモンの分泌を抑制することができます。このホルモンは「グレリン」と呼ばれており、空腹を感じることに精神的苦痛を感じる空腹の合図を出します。
しかし、ここである程度甘いものを朝から摂取していれば、分泌原因となるストレスが軽減されるため、耐えられない空腹を感じずにダイエットを目指すことができるのです。
朝から甘いものを上手に取り入れよう
前日の夜に我慢すればするほど朝起きてからすぐの甘いものは楽しみですが、ここで真っ先に食べてしまうと体に蓄積されてしまいます。上手に摂取していけば反対にダイエットの強い味方となってくれること間違いなしですから、我慢し切ったスイーツやお菓子は食事の後にじっくりと楽しみたいですね。
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